男女10人が「運命の人」を探すのですが、この旅には「デジタルデバイスを手放す」というルールがあります。
MCを務めるのはオフライン世代を代表する小泉今日子と、2023・24年にM-1グランプリに輝いた令和ロマン。運命の人は見つかるのか、恋の行方を見守ります。

不自由だからこそ思いが深まる
期待に胸を膨らませてニースに到着した男女10人。いよいよ10日間の旅のスタートです。待ち合わせをしているわけではないのでバラバラにスタートするのですが、全員、最初に「メゾンマルゴー」というレターラウンジでスマホを手放します。メゾンマルゴーにはそれぞれのレターボックスが設置されているので、誰かに会いたいとかデートしたいと思ったら、そこに手紙を入れるか、直接会って伝えます。

スマホを預けたら、ニースの街中を散策しながら他の参加者を探すのですが、ニースの街は東京ディズニーランドの141倍の広さ。中心部だけでも相当広いので、そう簡単には会えません。海岸近くにある「#I Love NICE」というフレンチカラーのモニュメントやマセナ広場など、誰もが立ち寄りそうな場所に行ってみるのですが、ほんの数メートル先にいるのに全く気がつかないことも。
注目のイケメン、スイーツ大好きなユウダイくん
『オフライン ラブ』の参加者は男女ともにハイスペック。それぞれ魅力があるのですが、今回注目したいのは24歳(撮影時、以下同)のユウダイくんです。シュガーフェイスで身長185cm、さらっとワイドパンツを着こなします。大学卒業後、モデルや俳優をしているそうです。
良くも悪くもユウダイくんは優しい性格。
小泉今日子も感心した、ミミちゃんの恋愛しぐさ
参加者のひとり。ミミちゃんは20歳の最年少。しかしあなどってはいけません。ミミちゃんは、男性を落とす方法を徹底研究している強者でもあります。意識しているわけではないのに、自然と相手を気遣う言葉を発することができるミミちゃん。小泉今日子さんも「女の子として、すごく行き届いた言葉を発しますなあ」と感心していました。
男性が構えてしまわないように、さりげなく手を繋ぐように持っていくところがミミちゃん流。他にも、「その気があるの?」と思わせぶりなことを大胆に口にするシーンが何度もあるのですが、重たくならないところも真似したいポイントです。
アルくんとカフェに行った時も、一口かじったエクレアを「食べる?」とアルくんに向けるものだから、アルくんは嬉しいやら恥ずかしいやら。これをさりげなくできるのは、かなり上級者レベルです。
でも、何よりミミちゃんの魅力は、天真爛漫な性格。嬉しい時は嬉しいと素直に表現するし、男女ともに優しく接します。

10人は運命の人を見つけることができるのでしょうか。でも、運命は偶然に任せるのではなく、自分で切り拓くものなのかもしれません。ニースを舞台に、甘く心がキュンと締め付けられる『オフライン ラブ』の世界に浸ってみてください。
<文/渡辺陽 写真/(C)Netflix>