トマトといえば、リコピンが豊富なことで有名ですよね。昔から健康に良いと考えられていましたが、最近では、腸内環境・美肌・ダイエットにも効果的だと注目されています!

便秘・美肌・ダイエット、全てに効く「毎日食べたい野菜」とは。...の画像はこちら >>
そこで今回は、トマトの腸活・美肌・ダイエット効果と、おすすめの簡単レシピもご紹介。
冷蔵庫に常備して、毎日食べてほしいくらいです!

ぜひ最後まで読んで、1度試してみてくださいね!

トマトの驚くべき健康&腸活パワー

トマトに含まれるリコピンは、まるで赤い宝石のような存在。トマトを食べるだけで、美肌効果や腸内環境を整える効果など、まさに一石二腸以上の働きをしてくれます。

たとえば蘭州大学などでの研究によると、トマトを食べることで次の効果が期待できますよ。(※1)

・美肌効果
・便通を促進する効果
・血糖値をおだやかにする効果


トマトのリコピンはお肌に届きやすく、シミ・シワ・たるみの改善に役立つとされています。実際、3ヶ月間の摂取で「肌のシワ」や「毛穴のサイズ」が改善されたという研究もあるのです。(※2)

別の報告では、食事からのリコピンの摂取量が多いほど、便秘のリスクが低くなることが分かりました。リコピンが腸内細菌バランスを整えてくれて、結果的に便通を促進することにも繋がるみたいです。

トマトを食前に食べると得られるダイエット効果

「ベジファースト」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。食事の最初の方に野菜を食べることで、血糖値の急上昇を防ぐことができる効果のことですね!

便秘・美肌・ダイエット、全てに効く「毎日食べたい野菜」とは。食事の最初に食べると効果抜群!
写真はイメージです
1つの研究では、トマト150gとブロッコリー70gを食事の最初の方に食べると、たとえ早食いをしても、食後の血糖値が有意に抑えられたとの結果も。(※3)

ブロッコリーに含まれる食物繊維が関与していることは間違いないですが、トマトのリコピンにも、血糖値の上昇を抑える強い力があると考えられています。

さらにリコピンは、抗酸化作用も持っています! 腸の細胞が老化する1つの原因は「酸化」なので、腸の老化を遅くすることも期待できるのです。トマトのリコピンを、適度に取り入れていきたいですよね!

ここからは、そんなトマトを使った激推し腸活レシピをご紹介します。

<材料>やみつき腸活トマわかサラダ

乾燥わかめ…5g(約大さじ2)
トマト…150g(小さめ3つ)
※生わかめを使う場合は80gが目安です!

☆味噌…大さじ2(白味噌がおすすめ)
☆すりごま…大さじ1
☆お酢…大さじ1(酸っぱいのが苦手なら大さじ1/2)
☆オリーブオイル…大さじ1(ごま油でもOK)

<作り方>

①トマトは一口大に切り、乾燥して元気がないわかめに水で潤いを与えます(水で戻す)。わかめの水気はしっかり絞りましょう。

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作り方①・やみつき腸活トマわかサラダ
②戻ったワカメとトマト、☆調味料を全てボウルに入れてごちゃちゃしたら完成です!

便秘・美肌・ダイエット、全てに効く「毎日食べたい野菜」とは。食事の最初に食べると効果抜群!
作り方②・やみつき腸活トマわかサラダ
わかめと味噌の相乗効果で、腸内環境を整えることができます。
わかめにも血糖値を抑制する効果が期待できるので、ぜひ食事の最初の方に食べてみてくださいね!

保存する時は、冷蔵庫で2~3日保存が可能です。長期保存には向かないので、早めにいただいちゃいましょう!

トマトで美肌と美腸を叶える! ダイエットにも最適な腸活レシピ

今回は、トマトの腸活・美肌効果やダイエットに良いところ、そして簡単に完成する腸活レシピもお伝えしました。ぜひ一度試してみてくださいね。

ちなみに、リコピンの含有量は、通常のビッグトマトより、ミニトマトの方が多いです。どちらにも良いところがあるので、適度に取り入れていきましょう!

出典(※1)Jiangnan Wang「Association between dietary carotenoids intake and chronic constipation in American men and women adults: a cross-sectional study」(2023)
(※2)Elizabeth Tarshish, Karin Hermoni 「Beauty from within: Improvement of skin health and appearance with Lycomato a tomato-derived oral supplement」(2023)
(※3)Saeko Imai「Eating Vegetables First Regardless of Eating Speed Has a Significant Reducing Effect on Postprandial Blood Glucose and Insulin in Young Healthy Women: Randomized Controlled Cross-Over Study」(2023)(2019)

 本記事は医療・治療アドバイスを提供しているわけではなく、レシピに付随した情報提供のみが目的です。診断・治療を必要とする方は、必ず医療機関での受診をしてくださいね。

<文・料理写真/腸活の研究家ざっきー>

【腸活の研究家ざっきー】
腸活の研究家。「健康と体作りを後回しにしない」をモットーに、フォロワー11万人のInstagramでは、論文を元にした腸活情報や腸が整うレシピを発信中。Instagram:@zakii312、Twitter:@chokatu_zakii
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