そこで今回は、この「機能性十分だけどイマイチおしゃれに見えづらいUVパーカー」でダサ見えしちゃう原因と、改善策をご紹介します。
ツルツルな薄手パーカーがダサ見えする原因
コットンやスウェットに比べて薄くて軽量。コンパクトに折りたためてしっかりUVケアもしてくれる薄手のパーカーは持っていて便利なアイテム。しかし、ファッション性という観点においてはどうにもおしゃれさに欠けています。そう見える要因は、トレンドライクなシルエットを実現できないことと、素材の薄さも相まって、体型がだらしなく見えてしまうことが考えられます。高見えするパーカーというのは、フードの立ち上がりが自立していて立体的。身体のラインが服の上から浮くことなく適度なボリューム感があるという特徴を持っています。対する機能性パーカーというのはその真逆をいく要素しかないアイテムなので、どう着こなしても野暮ったさが抜けない着こなしになりやすいのですね。
これはNG! ダサ見えするパーカーコーデ
機能性パーカーの着こなしにおしゃれは求めてない! そう思っていたとしても、さすがにダサく見えるのは避けたいところ。では、どんな着こなしがダサ見えしてしまうのか。それは、パーカーの素材と服の素材にミスマッチが起きている着こなしです。
また、インナーの服がゴワゴワしたり、厚みのある生地だったりすると薄手のパーカー表面にトップスの服ジワが浮き彫りになるのでダサく見えやすいです。
コージィーな雰囲気で着こなすとおしゃれに
機能性UVパーカーの特徴は、落ち感のある素材とコンパクトなシルエット。コーデのテイストは全体的にコージィーな(リラックス感のある)スタイルや雰囲気で整えると上手に着こなせます。
服装で高見え要素が出しづらいぶん、アクセサリーやヘアアレンジで高級感をプラスすると、サマ見え度が格段に高まるのでぜひ試してみてくださいね。
全体的に貧相に見える時は「○○を足す」
薄手素材のパーカーを着るときは、服のシルエットで誤魔化せないのでどうしても体型があらわに。結果、太って見えたり、貧相に見えたりしやすいです。もしコーデ全体を見た時にちょっと貧相だな、寂しいなと思う時は、大きなバッグを合わせる、キャップなど帽子をかぶる、サングラスやメガネをかけるといったように「視線を散らす対策」をすると、寂しい印象が軽減されます。こちらもぜひ合わせてご参考までに!
<文&イラスト/角佑宇子>
【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105