年齢を重ねると窮屈なおしゃれよりも、快適なおしゃれを楽しみたい欲が高まるもの。
とくに昨今はスニーカーブームも相まって、スニーカーそのものの種類が豊富なのはもちろん、それに付随する靴下もバリエーション豊かで人気となっています。そこで今回は「おしゃれなスニーカー×ソックスコーデの取り入れ方」をご紹介します。
まずはNGパターン! ダサ見えするソックスコーデ

避けたいのは、靴下の色とスニーカーの色、コーデの配色が絶妙にミスマッチを起こしているスタイル。例えばアースカラーのボトムスにビビッドカラーの靴下、スニーカーはモノトーンなど、色が多色な上に系統もチグハグだと統一性がなくオシャレさが削がれてしまいます。
おすすめ①「くしゅくしゅ×スニーカー」
昨今、靴下のトレンドは丈が少し長めのものになっています。以前はアンクル丈のソックスで、靴下を見せないか見せても本当に一部分だけというのが主流でした。しかし、数年前からだんだんと靴下丈はハイソックスに切り替わっていき、現在は長めの丈をくしゅくしゅと弛(たる)ませたルーズ感のあるようなコーディネートが人気です。Y2Kブームでルーズソックス自体が返り咲いたことも影響していますね。
おすすめ②「柄ソックス×スニーカー」
最近のソックスの柄は、ポップでカラフルなデザインが増えてきました。遊び心の効いたメンズ向けのレッグウェアブランドが日本に参入してきたことも大きく影響しており、靴下などの小物で個性を表現するスタイルがより一層確立しています。
タックパンツやワンピースなどの裾から柄をチラ見えさせて。
単調な着こなしにちょっとのおしゃれを
ソックスコーデの良いところは、おしゃれを頑張りすぎずにさりげなく楽しめること。大人になると流行の服を率先して取り入れるのも違うし、かといっておしゃれ皆無のフツーの着こなしもなんだか寂しい。そんな敏感な心情が揺れ動くおしゃれ迷子の40代にはまさにうってつけなファッションアイテムが靴下なのかもしれません。ぜひ、この春夏は靴下コーデを楽しんでみてくださいね。
<文&イラスト/角佑宇子>
【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105