恋愛に発展しそうな雰囲気があり、いい感じだったのに、相手のふと発した言葉をきっかけに一気に気持ちが冷めてしまったことはありませんか? 女性はもちろんですが、男性からも同様の話を聞きます。今回は、男性が一気に冷めた女性の発言をご紹介します。
行きたい店にこだわりがある女性の「なんでもいいです」
たかしさん(仮名・41歳/会社経営者)は、先日マッチングアプリで知り合った女性とデートに行きました。たかしさんはメッセージを通じて、どんなお店に行きたいか、苦手な食べ物はないかなど、相手の女性に事前に聞いたそうです。「特にないです。なんでもいいです」と返ってきたので、有名な餃子屋さんを提案しました。そのお店は、おしゃれではありませんが、たかしさんのお気に入りのお店でした。

たかしさんは、餃子を食べたら六本木辺りで飲み直そうと提案するつもりでした。しかし、お店を出るやいなや、彼女は「帰ります!」と言って帰ってしまいました。その瞬間、「なんでもいいと言うけど、結局なんでもよくないんだな」と思い、急に彼女と会うのが面倒に感じて、それ以来会っていないそうです。
絶対に財布を出さない女性の「え、いいんですか?」
護(仮名・38歳/会社員)さんは、基本的にはデートでかかる費用はすべて払うようにしているそうです。しかし、カフェで会う時やあまり値段の張らないお店での飲食は、気を遣って女性側が出してくれたり、少しでも支払おうとする姿勢が見えたりする女性が多かったそうです。
そして、護さんが支払おうとすると、必ず「え、いいんですか?」と聞いてくるそうです。「いいんですか? と聞かれて、嫌だとは言えませんよね。これがずっと続くかと思うと、4回目のデートあたりで急に彼女への気持ちが冷めてきちゃって、結局それが最後になっちゃいました。お金を払わなくてもいい。ただ、払おう、協力しようという姿勢がないと、がっかりしてしまうんですよね」
好印象だったのに、2回目のデートで悲しい方向に
慎二さん(仮名・39歳/フリーランス)は、婚活イベントで若くて美人な女性と出会い、デートをすることになりました。メッセージのやり取りもスムーズで、慎二さんはデートをとても楽しみにしていたそうです。初めてのデートは、平日の仕事終わりにカフェでお茶をすることになりました。「その時は、彼女からたくさん質問をしてくれたので、僕に興味をもってくれているんだと思って嬉しかったんです。そこからすぐに2回目のデートが決まって、彼女から積極的に場所や時間を提案してくれました。でも……」と、声のトーンが落ちる慎二さん。

慎二さんは最近保険を見直したばかりで、新しい保険には興味がないと伝えると、「慎二さんの大切な人を紹介してくれませんか?」と言って机の上に紙を1枚置いたそうです。
デートじゃなかったの? 強引な「今電話してください!」
その紙には「大切な友達をご紹介ください」と書いてあり、友人の名前や連絡先などを書くようになっていました。慎二さんはそれを見て、すごく嫌な気分になったそうですが、なんとか「紹介できる友達はいないな」と言うと、「本当に? 誰かいないですか?」と、また保険の勧誘を始めたそうです。正直なところ誰も紹介したくありませんでしたが、「最近友達で結婚した子がいるから、その子を紹介できるかも」と慎二さんが言った瞬間、「じゃあ、今電話してください!」と言って慎二さんから友達に電話するように促してきました。「さすがにもう耐え切れなくなって、ごめんと言って帰りましたよ。それっきり彼女から連絡は来ないし、僕もしてないです。本当に最悪でした」
がっかりされると次のデートはないかもしれない
冷めた瞬間はそれぞれ異なるものの、言葉選びや態度一つで築きかけていた関係が一気に崩れ去ってしまうのがわかりますね。慎二さんの勧誘話は別として、「なんでもいい」と言って男性にお店を選んでもらって感謝しない女性や、男性なんだから奢ってくれるはずという期待を持っている女性は、少なくないと思います。
しかし、多くの男性はこういった態度にうんざりしてしまうことは、婚活をする上で心に留めておいた方がいいかもしれません。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
<文/田中亜依>
【田中亜依】
恋愛・婚活コンサルタント、デートコーチ。婚活歴10年、婚活に700万円を投資。マッチングアプリ、結婚相談所、合コンで600人以上の男性と出会い結婚。