そこで、汗ジミになりにくい服や、各メーカーで人気の汗ジミケア服について、スタイリスト大日方理子がお届けします。
汗ジミが目立たないトップスの選び方
色・素材・デザインの複合的な要因によって汗の目立ちやすさは変わります。まず色は、ライトグレー・ベージュ・カーキ・ライトブルーは汗で濡れると濃い色に変わり、汗が目立つことが多いです。白など薄い色だと逆に、汗で肌に張り付いて肌が透けて見えることがあります。
布の素材や形状によっても汗の目立ちやすさは変わります。Tシャツなどのカットソー素材よりもニット素材やメッシュ素材のほうが汗は目立ちにくいです。一般的にコットンよりポリエステルのほうが目立たないことが多いですが、ポリエステルでもサテン地だと汗は目立ちます。
体のラインが出るぴったりとしたトップスよりも、Aラインやドルマンスリーブなど体と服の間に空間ができるデザインを選ぶと汗の影響を受けにくいです。
荷物が多い日でも手があいて便利なリュックですが、リュックのように体に触れる面積が広いバッグは熱がこもり、肩紐の下や背中が汗びっしょりになることも。トートバッグやショルダーバッグを選び、ときどき持ち方を変えるなどして、熱を逃がすと◎です。外を歩くときは日傘を利用しましょう。
汗ジミケア服なら汗をかいてもバレない
今回ご紹介したいのが「汗ジミケア服」です。汗ジミ防止をうたった衣類には大まかにいって①撥水加工が施されていて生地に汗が染みにくいもの
②汗を吸収しても、表に響きにくい加工がされているもの
の2種類があります。

※加工は永久に持続するわけではなく、洗濯を繰り返すことで効果は弱まります。
汗ジミしにくい、EluraのドルマンTシャツ

裾は両サイドにスリットが入っているのでボトムスからアウトして着ても腰位置が高く見え、バランスよく着られます。サイズが、S・M・Lから選べるのも嬉しいですよね。

ナノユニバースの汗ジミ予防シリーズ

セットアップ買いがおすすめ。何を着ようか迷った日はコレと決めておけば朝がラクです。キャップとスポーツサンダルを合わせてカジュアルに着るのもいいですし、ベストやジャケットを羽織ってきれいめにまとめても素敵だと思います。
ボディにはコットン・レーヨンの天竺素材を使用。
夏服として「汗が目立たない・汗臭くならない・暑くなりにくい」なんて最強ですよね。暑い日も気分良く過ごせそう! 洗濯機で洗えますが、蛍光増白剤が入っていない洗剤を使用し、ネットに入れ、単独洗いがベターとのことです。Anti Soaked®シリーズにはメンズ商品もあるので、気になった方はチェックしてみてください。
汗ジミケアができるワンピース


更年期でも、滝汗にめげずに楽しみましょう
最後に余談ですが……この企画を思いついたきっかけを。ホットフラッシュの後には、「ワキアセ・スゴイノビッチ」「ア・セダク」「タキアセイラツキー」「ダルイ・ホテリィヌ」「ホテールカ・ラダ」「アセナイア・ガーラ」など続々と仲間が集結しています。秀逸なコードネームの仲間たちに元気をもらえますので、お時間のあるときに読んでみてください(電車で読むと、吹き出す危険があるので注意!)。
コードネーム「メガ・ミエン」「ハダ・アレナ・オラン」ことスタイリスト大日方でした。現場からは以上です!
<文・撮影・スタイリング/大日方理子>
【大日方理子】
(おびなた・りこ)スタイリスト。1979年生まれ、お茶の水女子大学卒。『Ray』などの女性誌やテレビでスタイリストを務める。きれいめからカジュアルまで、今の気分を取り入れたスタイリングが得意。骨格診断アドバイザー。猫背改善で身長149cm→151cmに。