解散後も変わらぬ人気の『ザ!鉄腕!DASH!!』
解散後初の放送は6月29日に行われたが、前週番組内で話題を集めたACジャパンのCMは流れず。また、ビデオリサーチが発表する関東地区の平均視聴率では、6月22日が9.7%、6月29日が9.5%と、国分の番組降板やグループの解散が発表される前と変わらず、高視聴率を保っている状況だ。
理由としては、元TOKIOのメンバー以外の出演者の活躍が期待できるからだ。国分の穴を埋めるため、他の出演者たちの露出が増えることが予想され、新たな企画などが生まれ勢いを増すのではないだろうか。
特にSixTONESの森本慎太郎とAぇ! groupの草間リチャード敬太が番組をさらに盛り上げてくれるだろう。
森本慎太郎が埋める国分太一の穴
森本に関しては、同番組で「DASH島」を中心に「DASH村」、「DASH巨大食堂」などの企画で活躍中。6月29日の放送でもDASH島が大きく取り上げられ、森本の活躍がメインで放送された。
さまざまなロケ企画が多い『ザ!鉄腕!DASH!!』では森本の資格は有効に活用できる。今後、国分が抜けた大きな穴を森本が大活躍して埋めていくことが期待される。
また、森本は番組に残る元TOKIOの城島茂や松岡昌宏との相性が良いのもポイントだ。
SNSでは森本の活躍に対して「必要不可欠な存在」「カラッと元気で見ているだけで元気をもらえる」と絶賛する声が多数。国分の代わりに盛り上げ、これまで以上に面白い番組にしてくれるのは森本で間違いないだろう。
草間リチャード敬太の職人技と体当たり企画
さらに、森本と同じく人気があるのが草間だ。草間はこれまで「DASH島」「0円食堂」「グリル厄介」などの企画に参加し、番組ではお馴染みの出演者となっている。
また、生産者から処分する食材をもらい料理する「0円食堂」で見せる人懐っこいキャラクターも魅力だ。森本と同じく番組を通じての成長が見られる出演者となり、今後の核を担う人物になるだろう。
多彩な出演陣が『ザ!鉄腕!DASH!!』を支える

これらの出演者がこれまで以上に活躍する場面が増えれば、長寿番組ならではのマンネリ化も防ぐことができ、さらに面白い企画が盛りだくさんになるのではないだろうか。
国分が突然番組を降板したことによって混乱をもたらしている『ザ!鉄腕!DASH!!』。番組の継続は日本テレビが公表しているだけに、残ったメンバーたちによる「これまでより面白い」と言われるような番組作りを目指してほしい。
<文/ゆるま小林>
【ゆるま 小林】
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆