粗品、またもや物申す!標的は菊池風磨
粗品は動画内で、シソンヌ・長谷川忍とtimelesz・菊池風磨がMCを務めるバラエティ番組『何か“オモシロいコト”ないの?』(フジテレビ系)の切り抜き動画を見たと報告。その上で、菊池の同番組での芸人に対する対応について持論を展開した。
粗品の意見を簡単にまとめると、番組内で菊池がお笑いタレント・お見送り芸人しんいちにタメ口を使っていたことが「リスペクトを欠いている」と批判したものだった。
菊池がしんいちにタメ口でリアクションを取ったことを問題視し、さらに、しんいちのネタに対して小馬鹿にするようなスカシ芸を菊池が見せたとして、それも粗品の怒りを買った。
タメ口対応はアリかナシか? SNSで賛否両論

実際に問題視された番組を見たが、しんいちは普段通りのイジられキャラに徹し、菊池のタメ口も特に問題ないように思えた。確かに菊池がしんいちのネタをスカす場面は気になったものの、これまでの番組の流れを見る限り、糾弾されるほどのものではなかった。
現にしんいちがXの公式アカウントでつぶやいた放送に対するコメントでも、ファンは「面白かった」とする投稿が多く見られ、視聴者は特に気にしていない様子がうかがえる。粗品が過剰に菊池のタメ口キャラに反応しただけのような雰囲気が漂っている。
菊池風磨の“使い分けスキル”とタメ口の功罪

例えば、レギュラー出演している『ニノさん』(日本テレビ系)では、出演する俳優や芸人などのゲストにはしっかり敬語を使い、メインである二宮和也を立てるような動きも見せている。番組によく出演する朝日奈央やガンバレルーヤからイジられる場面もあり、役割をしっかり果たせている印象だ。
また、問題となった『何か“オモシロいコト”ないの?』では、共にMCを務めるシソンヌ・長谷川ともタメ口を織り交ぜながら、良い距離感で番組を続けられていると感じる。
番組にはしんいちより年上の狩野英孝が出演することが度々あるが、菊池はタメ口も織り交ぜながら進行し、これまで批判を受けたこともない。確かにスカシキャラでぶっきらぼうなツッコミをすることもある菊池が、各番組で生意気に映ることもある。
しかし、粗品から警告されるほどの不快感を感じたことはなく、菊池の「タメ口キャラ」はある程度市民権を得ているのではないかと考える。
騒動を“スキルアップの糧”に変えられるか

そこで、菊池は今回の粗品の提言をしっかり取り入れるべきではないかと考える。粗品は動画の中で敬語とタメ口をうまく使い分けるテクニックを披露しているが、これはまさに菊池が使えそうな技術だ。
高学歴で頭の良い菊池なら、粗品の提言を自分のものにしてスキルアップできるだろう。そうすれば、さらにバラエティタレントとしてのレベルアップも期待できる。
今回、粗品の提言が大きなニュースとなってクローズアップされた菊池。この騒動をチャンスに変え、さらにバラエティ番組での活躍を期待したい。
<文/ゆるま小林>
【ゆるま 小林】
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。