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こんにちは、デートコーチ・婚活コンサルタントの田中亜依です。最近、マッチングアプリが増えてきて、手軽に利用できる分、“だまされた!”という経験をされる方がいらっしゃいます。結婚相談所への入会に来た奈緒さん(30代、仮名)もそのひとりでした。
アプリで出会ったハイスペ男子
奈緒さんが出会ったのは、弁護士をしているというかなりハイスペックな男性。出身も同じ関西ということで、やり取りし始めてすぐに意気投合ができ、あっという間にお付き合いを開始したそうです。仕事が弁護士ということもあって忙しいことが多かったそうですが、それでも時間を作ってデートを重ねていました。週末は基本的に奈緒さんの家でのお泊まりでしたが、彼の家にも泊まりに行くこともあったようです。
「彼の部屋は引越したばかりのままで、段ボールが部屋中に散乱している状態でした。洗面所に女性向けの化粧水が置いてあったので誰のか尋ねると、元カノが忘れていった化粧水を使ったら思った以上によくて今も自分も使っていると回答してきたので、それを信じてました」
今は男性もしっかりスキンケアする時代なので信じる気持ちもわかるのですが…。
BBQで彼の友人が衝撃発言

奈緒さんは一旦信じたのですが、それでも何となく気になって、彼のことを少し疑うようになったそうです。疑い始めると何でも信じられなくなって、小さなことでケンカをするようになり、彼の方から一度距離をおこうと提案をされました。
サプライズで家に行ったら表札に女性の名前

「家に着いたら知らない女性の名前が表札に書いてあったんです。以前はそこに何かテープのようなものが張っていたような気もしたのですが、夜だったのでよく見えておらず、でもその日はしっかり美樹という2文字の名前がありました」
やはり彼は既婚者でした…。
マッチングアプリはもうこりごり

奈緒さんのようにマッチングアプリでの出会いは信憑性がないという理由で、結婚相談所に入会する女性が多くなっています。また、結婚相談所ネットワーク〈日本結婚相談所連盟〉を運営する株式会社IBJによると、「マッチングアプリや婚活パーティー利用者のうち、より真剣度が高い方が結婚相談所を検討」をする20代が増えているようです。
結婚相談所は、入会金も数十万円かかり、独身証明書、卒業証明書などが必要になるため、マッチングアプリのようにお手軽さはありません。しかし、高いハードルを乗り越えてまで結婚したい意欲がある人が登録をしているので本気で結婚をしたい人には適しているかもしれません。
既婚者にダマされないためのチェックポイント
気軽に出会えるマッチングアプリでも、奈緒さんのように既婚者にダマされないポイントもありますので、相手がもしあてはまったら一旦ちゃんと確認してみましょう。①クリスマスや年末年始、週末に会えない

②住んでいる場所と勤務地が離れすぎ
独身の男性は、お金に余裕がある方が既婚男性に比べて多いです。それにも関わらず郊外に住んでいるのは要注意です。例えば年収1,000万円くらい稼いでいそうな男性の場合、勤務地は港区、それにも関わらず住んでいる場所は1時間くらい離れている神奈川県の場合です。この例は私が実際にあった男性です。彼は横浜に住んでいて、子供を育てるための環境が整っているエリアに住んでいたので、すぐに既婚だと分かり、「結婚してますよね?」と質問したところ、「はい…」と回答がありました。③がっついていない
既婚者は恋愛に対して余裕があります。たとえあなたとの恋愛がうまくいかなくなったとしても帰る場所があるからです。マッチングアプリの種類は今はたくさんあります。そして、誰でも使えるようになっています。既婚者が嘘をついて登録するようなことは減って欲しいですが、自分のことは自分で守るしかありません。少しでも怪しいと思うことがあったら、放っておかずに向き合ってみてくださいね。
<文/田中亜依>
【田中亜依】
恋愛・婚活コンサルタント、デートコーチ。婚活歴10年、婚活に700万円を投資。マッチングアプリ、結婚相談所、合コンで600人以上の男性と出会い結婚。この経験を生かし、国内最大手結婚相談所にて「また会いたくなるデート方法」などのセミナー講師として活動。