あなたは、夫のことがなんとなく怪しいと感じた時にどのような態度で接していますか? 今回は、そんな経験をしてヤキモキしてしまった女性のエピソードをご紹介しましょう。

「女と会ってたでしょ!」夫の“不自然な日焼け”に激怒した私。...の画像はこちら >>

最近、うちの夫がなんだか怪しい

 山村亜紀さん(仮名・33歳/派遣社員)は、洋介さん(仮名・36歳/会社員)と結婚して3年目になります。

「なんだか最近、洋介の様子がおかしいんですよね。
妙に機嫌が良いというか……普段は家事なんか全くやらないのに急に『たまには僕が掃除するよ』と言ってきたり」

 その他にも、お風呂にスマホを持って入るようになったり仕事の飲み会や出張が妙に増えたことで、亜紀さんは怪しく思っていたそう。

「そしてある日、洋介が出張から帰ってきてシャツを脱ぎかけた時に、私の目が鋭く光ったんですよ」

「女と会ってたでしょ!」夫の“不自然な日焼け”に激怒した私。スマホを見たら“衝撃の映像”に大後悔
不倫疑惑
 洋介さんの肩から胸にかけて謎の斜め日焼け跡があり、思わず亜紀さんは「なにそれ、戦国武将のコスプレイベントにでも参加したの? ていうかお前不倫してるだろ?」と洋介さんの胸ぐらを掴みました。

出張なんて嘘で、女と会ってたんでしょ?

「洋介は、酔っ払うとシャツをはだけさせる癖がありそれがかっこいいと思い込んでいるので、きっとまたビアガーデンかどこかで不倫相手にかっこつけているうちにそのまま日焼けしてしまったに違いないと思ったんですよ」

 ブチ切れた亜紀さんは、洋介さんと揉み合いになり「出張なんて嘘で、女と会ってたんでしょ? 白状しないとさらに酷いことになるよ!」と脅しましたが……。

「洋介は『ちょっとやめて!違うよ』の一点張りで自分の罪を全く認めようとしないので、腹が立った私は怒りにブーストがかかり止まらなくなってしまったんです」

夫のスマホを確認してみると……

 亜紀さんは、嫌がる洋介さんの手を跳ね除け無理矢理スマホを奪いました。

「不倫の証拠を探そうとしたら洋介が『あぁ~』と肩を落としたので、これはやっぱり黒確定ってことだなと覚悟を決めましたね」

 亜紀さんはそのまま鬼の形相でスマホをチェックしました。

「女と会ってたでしょ!」夫の“不自然な日焼け”に激怒した私。スマホを見たら“衝撃の映像”に大後悔
スマホチェック
「そしたら実は女の影なんかまるでなく、洋介が和風の衣装に身を包み、元気によさこいを踊る写真や動画がいっぱい出てきたんですよ

 話を聞くと、最近洋介さんは亜紀さんに内緒で地元のよさこいサークルに入会したそう。

「私たちは毎年一緒に夏祭りに行っているんですが、今年はそのお祭りで、いきなりよさこいを踊るかっこいい自分の姿を見せて私をビックリさせようと、楽しみにしていたって言うんです

 洋介さんはワクワクしながら亜紀さんに隠れて特訓を重ねていたのでした。

「お風呂でスマホの動画を見ながら振りを覚えたり、出張や飲み会が増えたのも私に隠れて練習するための口実で、日焼けも初めて衣装を身につけてのリハーサルにテンションが上がってしまい何度も踊ってしまったせいだったんですよ」

颯爽と踊る夫を見て、不倫を疑ったことを反省

 亜紀さんは、安易に不倫を疑ってしまった自分を猛烈に反省したそう。

「洋介はただかっこいい姿を見せたいと頑張っていただけなのに、うたぐり深い私の勝手な思い込みのせいでせっかくのサプライズを台無しにしてしまったとかなり落ち込みましたね」

 亜紀さんは洋介さんに謝りました。

「洋介はサプライズが失敗してしまったことを残念がってはいましたが、特に怒ったりはしていなかったので改めて大らかな人だなと感心してしまって」

「女と会ってたでしょ!」夫の“不自然な日焼け”に激怒した私。スマホを見たら“衝撃の映像”に大後悔
よさこい
 そしてお祭り当日。亜紀さんは特等席を陣取り洋介さんの所属するよさこいチームを待っていると……。

「颯爽と踊る洋介を見て、また不倫疑惑をかけてしまったことを後悔しました。これから何かあった時は疑う前にきちんと話し合わなくてはと、当たり前のことかもしれませんが再確認することができました」

夫婦仲がさらに深まるきっかけになった

 亜紀さんは、洋介さんの晴れ舞台をしっかりと目に焼き付けました。

「洋介が仲間たちと笑顔でアイコンタクトをしたり、呼吸を合わせて踊る姿に妙に感動してしまったんですよね」

 亜紀さんが「すっごくかっこよかったよ!」と駆け寄ると洋介さんは得意げに振る舞い、それをとても可愛らしく思いました。


「今回の件は、洋介に悪いことをしちゃって申し訳なかったですが、夫婦仲がさらに深まるきっかけになったと思います。これからはよさこい活動をしっかり応援してあげたいですね」と微笑む亜紀さんなのでした。

<文・イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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