みなさん、こんにちは! ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。せっかくの休日は、できるだけ快適&楽ちんな服で過ごしたいもの。
とはいえ、完全なるパジャマのままでは近くのコンビニや公園でさえも出かけられませんよね。そもそも、外出OKな部屋着とそうでない部屋着のボーダーラインって一体どこで見極めれば良いのでしょうか? 今回は、そんな外出OK・NGな部屋着の特徴についてご紹介いたします。

これは恥ずかしいかも! 外出に向かない部屋着

コンビニまで行ける?行けない?“外出OKな部屋着”と“恥ずか...の画像はこちら >>
 鉄板NGはいかにもなパジャマ感が強いアイテム。ツルツルなサテン素材のパジャマはもちろんですが、キャラクターが描かれたTシャツ&ショートパンツのセットアップもパジャマ感が拭えないので避けておいたほうが良さそうですね。

 また、ミドル世代に親しまれている部屋着代表のアッパッパ(昭和の部屋着として親しまれた、木綿素材などで作られた貫頭衣)も、コンビニや近所のお出かけはOKではあるものの、「オバさんの簡易服」のイメージが抜けないため、部屋着にもおしゃれ感を求める方なら避けた方が良いアイテムです。

 ゆったりしたカットソーワンピースや上下スウェットといった定番の部屋着に関しては、ボサボサの髪の毛に完全すっぴんだと、途端に「ダル着(だらしない部屋着)」という印象に変わります。外に出る時はヘアスタイルをきちんとして眉やリップメイクだけは忘れないようにすると良さそうです。

ボサ髪&すっぴんでも可愛く見える外出OKな部屋着

 逆にボサボサの髪の毛ですっぴんで外に出ても、なんとなくかわいいと思われる部屋着もあります。それは、スポーティな素材のセットアップです。シンプルなドライスウェットの白Tシャツにパイピングのショートパンツなんかもおしゃれで可愛いですね。スポーツ服にあるような素材がつるんとしているTシャツは光沢感があるので、ボサ髪すっぴんでも耐えられるくらいにきちんとした印象を与えます

コンビニまで行ける?行けない?“外出OKな部屋着”と“恥ずかしい部屋着”の分かれ目。スウェット以上に危険なのは
ボサ髪&すっぴんでも可愛く見える外出OKな部屋着
 この他、配色にも意識を少しおいてみると良いですね。淡いピンクやライトブルー、ネイビーはパジャマアイテムで採用されやすいカラー。そうした色合いのリラックスウェアを購入すると、イメージとしてパジャマっぽさが全面に出てしまいます。


 逆にオールブラック、ホワイト、グレー、モカブラウンなど大人シックな配色の部屋着を選ぶとパジャマ感が軽減されて、おしゃれな部屋着コーデに見えるのでぜひ、選ぶ色についても意識してみてください。

素材・色・柄選びがポイント

 外出着OK・NGの大きな分かれ目は、パジャマに見える素材、色、柄であるかどうかです。王道でいえば、サテン素材の部屋着。これは、パジャマ要素が強いので、外出着に向いていないといったようにパジャマアイテムでよく見かけるような素材やデザイン、色合いに柄などは部屋の中で過ごすときのみの服として使い分けましょう。

 反対にスポーティ要素のある服装や、シックな色合いで無駄な柄もないような部屋着は外に出て行く服としても向いています。これらのポイントに手持ちの部屋着が、どちらの要素を含んでいるのかを見極めましょう。

<文&イラスト/角佑宇子>

【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105
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