タレントの「こじるり」こと小島瑠璃子(31)が、えっ誰?というほどイメチェンした姿が話題になっています。8月14日にインスタグラムで公開した写真は、きれいな金髪に、極太で黒い眉毛。


まるで別人!小島瑠璃子の金髪&太眉に賛否、メイクのプロはどう...の画像はこちら >>
コメント欄は、「似合ってる!」「元気そうでよかった」という賞賛・はげましと、「以前の黒髪のほうが素敵…」「眉も色を抜いたほうがいいのでは?」などの違和感が、交錯しています。

夫の急逝から半年、“強いこじるり”が誕生?

今年2月に、夫が急死するという苦難にみまわれた小島さん。久々に投稿された7月のインスタでは、「元気に過ごしています!」という言葉とともに、金髪姿を披露しました。
今回さらに根元からブリーチし、極太眉にしたことで別人級に変身。インスタのプロフィール写真もその激変写真になっていて(8月17日現在)、なにか意思を表明しているようにも見えます。

このイメチェンは、メイクのプロからどう見えるでしょうか? 『骨格補正メイク』の著書があるメイク講師・イメージコンサルタントの池田曜央子さんに聞きました。

太く濃い眉は、強さを表現したい時の定番

「以前の黒髪とナチュラルメイクは、“優しく保守的”なイメージ。それが今では、“強く革新的”なイメージ。真逆軸へのイメチェンなので、見る人が驚くのは無理もありません。

小島さんは小さなお子さんもいますし、きっと、日々を強く生き抜こうと決意されているのだと想像します」(池田さん、以下同)

特に、「濃い太眉メイクは、強さを表現したい時の定番」と池田さんは言います。

「眉頭をしっかり立てて濃い色にするのは、宝塚でいうと完全に男役のメイクです。

うちのメイクアカデミーの生徒さんでも、『プレゼンの時はキリッとカッコよくしたい』『仕事上ナメられたら困る』などの要望がある時は、トレンドから逸脱しないレベルで、太め・濃いめのいわゆるクールな眉メイクを教えています」

小島さんのコメント欄には、「眉毛も色を薄くしたほうがいいのでは」という声が多いですが、この点は?

「たしかに、眉色と髪色のトーンがあまりに違いすぎると、個性的でアバンギャルドなイメージを与えます。また現在は韓流アイドルの影響で、若い人の間で眉の存在を消すようなメイクが流行っているので、小島さんの金髪にダークな眉は違和感があるとは思います」

その違和感に賛否が分かれることは、本人も予想していたはずで、それでも“あえてやった”のかもしれません。

イメージを激変させたいときの“対角線セオリー”

また、8月14日の投稿で着ているのは、パープルのタンクトップに、下はデニム。
今までは、フワッとしたワンピースなどフェミニンな服が多かったのが、これもイメチェンの一貫かも。

まるで別人!小島瑠璃子の金髪&太眉に賛否、メイクのプロはどう見る?「強い想いを感じます」
タンクトップにデニム。今まではフェミニンな服が多かったが…
池田さんによると、メイクやファッションでイメージを激変させる方法として、小島さんの選択はセオリー通りだそうです。

まるで別人!小島瑠璃子の金髪&太眉に賛否、メイクのプロはどう見る?「強い想いを感じます」
『骨格補正メイク』(主婦の友社、池田曜央子著)より
「イメチェンするには、“どう見せたいか”の軸を決めるのが大切。

甘口(かわいい)⇔辛口(かっこいい)/コンサバ(保守)⇔リベラル(自由)の2軸で、4分類のマトリクスを考えます。その4分類の、対角線に移動させると激変するのです。まさに、今回の小島さんは『甘口×コンサバ』から、『辛口×リベラル』へのイメチェン。

同じように、『辛口×コンサバ』から『甘口×リベラル』に変えるなど、激変のキーワードは『4分類の対角線へ移動する』です。これはプロのイメージコンサルティングの理論なので、イメチェンしたい方はぜひ活用してください」

シングルマザーであり、2024年に設立した美容関連会社の経営者でもある小島さん。強くかっこいい道を突き進んでほしいものです。

<池田曜央子 文/女子SPA!編集部>

【池田曜央子】
(いけだ・ようこ)メイク講師。骨格補正メイク考案。一般社団法人日本骨格バランス協会代表理事。

1977年生まれ、青山学院大学経済学部卒業。建築士だった38歳のころ、愛犬の事故死でうつ状態に陥り、糖質依存となり15kgの激太り。外見差別を受けたことをきっかけに、美容・ファッションなどを学び、メイク講師として活動を開始。輪郭と顔パーツを数値で分析、骨格や年齢による変化を補正し、好印象な美人に近づける独自の「骨格補正メイク」を考案。メイク講座やスキンケア講座などで1000名を超える女性を変身させる。43歳で-17kgのダイエットも成功させ、ミセスコンテストで特別賞受賞。著書『骨格補正メイク 顔の比率を描き変えて、一生美人!』(主婦の友社) Instagram:@ikeda.makeup ブログ
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