スパッツがレギンスと呼ばれて再流行したように、ファッションの世界では今までと違った名前で呼ばれるとまたそのアイテムが流行します。
呼び名が変わると印象が変わって、新しくて素晴らしいものに見えてくるから不思議です。
では「バミューダパンツ」「ジョーツ」「バーガンディ」とは、何をさす言葉なのでしょうか?
買うなら今!バミューダパンツ
今年、ハーフパンツはバミューダパンツという名前でも呼ばれるようになりました。バミューダパンツはイギリス領バミューダ諸島で穿かれていた膝丈のパンツが語源。ニューヨークから2時間で行けるリゾートアイランドだそうです。今年の秋冬シーズンは、膝丈のスカートやパンツに注目が集まっています。大人世代には懐かしい感じのする膝丈のボトムスですが、若い世代には新鮮に映るようです。韓国系のファッションではバミューダパンツをストリート風にゆるっと穿くスタイルが流行中。英語圏や日本では、デニム素材のバミューダパンツはjeans+shortsで「jorts(ジョーツ)」とも呼ばれています。
もうひとつの流れはトラッドに穿くバミューダパンツです。
そこで、大人世代にぜひトライして欲しいのが、センタープレスが入ったGUのバミューダショートパンツ(2990円 税込)です。
膝下丈なので、太もものハリや年齢の出やすい膝を気にせず穿けるのが◎。
バミューダパンツは足元コーデが肝。いくつかコーデをご紹介します。
①バミューダパンツを大人っぽく着る

バミューダパンツを着ると夏休みの少年ぽくなってしまうという方は、顔周りに大振りのアクセサリーをプラスしてみてください。上級者向けですが、薄手ソックス×ヒールサンダルでコーデにひねりを効かせるのも素敵です。
②バミューダパンツをトラッドに着る

③バミューダパンツを韓国風に着る

余談ですが、ここ数年パールのアクセサリーはカジュアルな装いにつけるのが流行っています。街中でパールのネックレスをつけた男性を初めて見たときは驚きましたが、男性人気も高く、すっかり見慣れました。
トレンドカラー「バーガンディ」


くすみ色同士のコーデが、シックで今っぽい
バーガンディは大人っぽい色味なので、着ると老けて見えそうなのが心配なところですが……思い切って黒・グレー・ブラウンなどと合わせて、シックに着るのが今年っぽいと思います。ちょっと前まで、くすみ色同士のコーディネートは「地味」とか「おばあちゃんみたい」といった印象がありましたが、最近は「シックで素敵」と言われるようになりました。アクセサリーをプラスするとコーデに光が加わって、いい感じにまとまります。

※コーデは全て私物です
<写真・文/大日方理子>
【大日方理子】
(おびなた・りこ)スタイリスト。1979年生まれ、お茶の水女子大学卒。『Ray』などの女性誌やテレビでスタイリストを務める。きれいめからカジュアルまで、今の気分を取り入れたスタイリングが得意。