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交際期間が長くなって、浮気をされた話は世間でもよく耳にします。苦し紛れの言い訳に、怒りや悲しみを通り越して呆れてしまうことも…。
今回お話を聞いた石田理央さん(30歳・仮名)も、彼の驚くべき浮気の言い訳を聞いて一瞬で冷めてしまったそう。
婚約の報告をしに、一人で地元へ帰省
「同棲中だった彼とはすでに婚約していて幸せな毎日を送っていました。交際して2年が経った頃、夏休みを利用して一人で地元の大阪に帰省したんです。友人たちに婚約を報告し、お祝いをしてもらったりと、これから迎える結婚生活が楽しみになっていた時、まさかあんなことになるなんて…」大好きな彼と結婚目前だった理央さんは、3泊4日の帰省を終えて彼と同棲中の家に帰りました。
「彼は夕飯を作って私の帰りを待っていてくれていました。『入籍日はいつにしようか?』そんな今後の話をしながら普段通りの夜を過ごしていました。結婚式や新婚旅行の話など、2人でいるときはこれからの楽しい未来の話をたくさんしていたんです」
家のゴミ箱に捨てられていたオムツ

昨日まで地元に帰っていた理央さんは、自分の帰省中に何かあったのではないかと不審に思いすぐに彼を問い詰めます。
「最初は見覚えなのないオムツに混乱しましたが、『浮気』というワードがすぐに頭をよぎりました。私がいない間に誰か家に来たのか聞いても、『誰も来てない』と言うんです」
理央さんは4日間大阪に帰っていた間に、何かあったのだと確信します。
彼の言い訳にア然「俺が使った」
「寝起きで私に問い詰められた彼の苦し紛れの言い訳は、『俺が使った』でした。私は正直言葉を失いました。素直に打ち明けてくれると思っていた理央さんは、彼の苦し紛れの言い訳に開いた口がふさがらなかったと言います。
車の中で子ども用DVDを見つける

結婚に向けて幸せだった日常がすべて崩れていくように、一瞬にして彼への信頼がなくなってしまったと理央さん。次こそは本当のことを言ってくれるだろうと思っていたそうですが…
ドライブレコーダーに映っていた浮気現場

そこには小さい子どもと女性が映っていました。なんとなく分かっていたものの、実際に浮気の証拠が出てくるとやっぱりショックでしたよ。その後は彼も渋々浮気を認め、もちろん婚約解消。何もかもすべて終わりにしました」
あのまま結婚しなくてよかった
「彼とは本当に結婚すると思っていたので、こんな漫画のようなことが起きるのかと、今でも思い出すと辛い過去ではあります。でもあのまま結婚しなくてよかった、あのとき浮気に気づけてよかったと感じている部分もありますし、周りもそう言って励ましてくれました。今は新しい彼もできて幸せに過ごしていますが、信頼していた人に裏切られたトラウマは完全には消えていないかもしれません」辛い過去になってしまった理央さんですが、これからは新しい彼と素敵な思い出を増やしていってほしいですね。
<文/鈴木風香 イラスト/とあるアラ子>
【鈴木風香】
フリーライター・記者。