商品プロデュースや会社経営なども手掛ける著名なYouTuberのヒカルさん。女性タレントとの熱愛なども報じられてきた中、2025年5月31日に元人気キャバクラ嬢であり実業家の「進撃のノア」さんと交際0日婚をし、話題になりました。


そんなヒカルさんが9月14日に自身のYouTubeチャンネルで“オープン・マリッジ”宣言をしました。しかし、この宣言は誰からも支持されず、批判を受ける結果となっています。

ヒカルさんと言えばYouTube動画での関西弁のマシンガントークが特徴で、さまざまな会社の事業に携わる実業家としての顔を持ち、影響力の強いYouTuberとして知られています。

交際0日婚からわずか4ヶ月で「浮気OK宣言」

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これまで数々の女性との熱愛が報じられており、元国民的アイドルや人気女優との噂もありました。そんなヒカルさんですが、2025年5月に進撃のノアさんと電撃婚を発表しました。結婚についてノアさんは「ヒカル君が人生をかけて『結婚してほしい』と言ってくれた」と述べていました。

しかし、この電撃婚からわずか4ヶ月後の9月14日、ヒカルさんは自身のYouTubeチャンネルの動画にノアさんを出演させる形で夫婦揃って「僕たちはオープン・マリッジとして生きていきます」「浮気OKです!」と“オープン・マリッジ”宣言をしました。

ヒカルさんは離婚したいわけではないが、他の女性からの誘いを断ることが苦しくなったと発言し、暗に既婚者のままノアさんの許可を得た上で女遊びをしたいという趣旨の内容を話していました。またヒカルさんと関係を持つハーレム女性たちの中にノアさんを入れたいという内容も含まれていました。

この動画が投稿されると、ネットやXでは批判が殺到。今年5月には500万人を超えたヒカルさんのYouTube登録者数も、この“オープン・マリッジ”宣言から3日で約20万人も減少する事態となっています。

“オープン・マリッジ”とは何か?

「無責任!」ヒカル、新婚4カ月での「浮気OK」発言に批判殺到。誰からも共感されなかった“見過ごせない理由”とは
画像:株式会社オーダースーツSADA プレスリリースより(PRTIMES)
そもそも“オープン・マリッジ”とは、夫婦間以外の人と恋愛関係や性的な関係を持っても夫婦がお互いの合意のもと容認するという結婚の形を指します。いわば公認の不倫関係です。もちろん夫婦間の問題であるため、他人がとやかく言う権利はありません。


しかし、今回のヒカルさんの“オープン・マリッジ”宣言が多くの人の反感を買っているのは理由があるでしょう。

昨今、家事育児分担やセックスレスなどから起因して夫婦間の性問題に悩む人が増えています。不倫やセックスレスがテーマのドラマが増えているのも、こうした社会の潮流が背景にあるためでしょう。そうしたドラマでも“オープン・マリッジ”の形態が描かれることは珍しくはありません。

話し合いも熟考もない「わがまま婚」の代償

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写真左:進撃のノア氏/右:ヒカル氏 画像:株式会社LADDER プレスリリースより(PRTIMES)
ただし、オープン・マリッジに移行する夫婦の多くは、パートナーが性関係に応じてくれない、または自分がパートナーの要望に応えられないことが原因で長年思い悩み、話し合いや試行錯誤を重ねた末に傷つけ合うことを避けて折り合いをつけるために選ぶものです。

そのため、ヒカルさんのように「離婚したくないけれど女遊びをしたい」という自分のわがままを押し通すための“オープン・マリッジ”は、一般視聴者はもちろん、同じ形態を選択している夫婦からも共感や応援されるはずがありません。ましてや、新婚の段階で“オープン・マリッジ”の結論を下すには、あまりにも熟考や話し合いが足りていない印象が拭えません。

実際、動画を見た視聴者の間では、ノアさんがヒカルさんに押し切られてしぶしぶ承諾したと感じる意見が多く、「ノアちゃん笑顔が消えてるじゃん」「新婚4ヶ月で離婚したくないのは当然。ヒカルの要望を聞かなければ離婚となれば、仕方なくOKしたのかな」とノアさんを心配する声が多く寄せられていました。

好感度より欲望?視聴者が離れた理由

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画像:株式会社LADDER プレスリリースより(PRTIMES)
また、YouTubeで宣言した理由についても「動画で宣言したほうがファンもヒカルに近づきやすいもんね」「夫婦間だけで完結させればいいのにこんなプライベートな問題もさらけ出すなんて」といった意見があり、YouTuberとしての倫理観を問う声も上がっています。

自分が“オープン・マリッジ”であることを公にすることで、恋愛感情を持ったファンとも関係を築けるようにするという魂胆が透けて見えたことから、結果としてヒカルさんへの好感度は急激に低下しているようです。

ヒカルさんとしては「新しい夫婦の形」や「お互いの同意があるなら問題ない」という好意的な反応を期待したのかもしれませんが、残念ながらそういった結果には至りませんでした。

結婚してからわずか4ヶ月での「ハーレムがいい」という女遊び発言は「だったらなんで結婚した?」「無責任!」という批判的な考えを持つ人が多いのも当然ですし、むしろ今の時代には合っていないことが伺えます。


ヒカルさんの今回の“オープン・マリッジ”宣言からの炎上や登録者数激減は、話題を集めるだけのYouTuberが人気になる時代の終焉が近づいている証左かもしれません。

<文/エタノール純子>

【エタノール純子】
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中
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