SixTONES地上波初の冠番組『Golden SixTONES』(日本テレビ系)でのバラエティー力、ソロプロジェクトへの取り組み、俳優活動など、多才な京本だが、時に話題は彼のすね毛に集まったりもする。
男性俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”こと、コラムニスト・加賀谷健が、2025年8月にすね毛が話題になった京本大我を解説する。
父・京本政樹ゲスト出演回リメイクを作るべきではないか
SixTONES冠番組『Golden SixTONES』が、今年4月からレギュラー放送化した。昨年9月22日放送のパイロット版『Game of SixTONES』ではゲストとして長嶋一茂が登場。SixTONESメンバー6人全員と共演するのは初めてだという長嶋を迎えてのオープニングトークが面白かった。ほんのアイスブレイク程度にSixTONESメンバーとの繋がりを探る長嶋が、ちょうど隣にいる京本大我の父・京本政樹を話題にする。京本政樹にフグをご馳走になったエピソードに対して、京本大我が「フグも父親の常套手段」と返した。京本政樹トークを慣れた手つきでさらりとさばききる。それを見て思った。
伊東四朗主演ドラマ『笑ゥせぇるすまん』(テレビ朝日系、1999年)ゲスト出演回(「スタア病患者」)は、京本政樹屈指の名演だったが、つい最近テレビ東京が制作した秋山竜次主演版(Amazon Prime Video、2025年)で、息子・京本大我によるリメイク作を率先して作るべきだったのではないか、と。
京本大我の才能なら、こうしたリメイクもさらりとやってのけるのではないかと思うのだ。
大泉洋が指摘するヘアースタイル
同冠番組をハブにして、京本大我についていろいろ考えてみるのは楽しい。レギュラー放送化後第6回目の放送(5月11日)は、松村北斗が憧れる大泉洋がゲストだった。日本屈指のバラエティー職人である大泉が登場してオープニングトークは大盛り上がり。熱い気持ちを寄せる松村との共演トークをそこそこに、今回もゲストの隣に位置する京本にふと話題をふる。「髪型戻ったね」と大泉が指摘するヘアースタイルの変化。前回の放送(5月4日)まではロングヘアーだった。
襟足がすっきりまとまるヘアースタイルを注目され、京本が「もとの人間に戻りました」とコメントしていた。ほんと返しが必ず的確でさらりとしている。大泉はさらに「あの長い髪はどうでした?」なんて言っていたけれど、最近は髪の毛の他にもすね毛が話題になっていたりする。
2025年8月はすね毛の夏祭りだった
京本大我のすね毛に注目が集まったのは、まずSixTONESが出演した『SUMMER SONIC 2025』でのこと。8月16日の出演後、京本がX上で「サマソニ出番終わってX開いたら 俺の自慢のすね毛が見つかってる??」とポスト。X上ですね毛に注目する京本ファンのポストをパトロールしたのだろうか?さらに8月20日投稿ポストでは、「仕事の合間、一人で昼飯食いに外へ出掛けたんだけど 不意に足元を見たらまさかの自己紹介サンダルで痺れた」と書いてサンダル履きの足元を写した一枚をアップした。
するとここでもちらりと写り込む(でも激しい主張の)すね毛が目を引いた。京本本人がすかさずセルフ引用ポストを連投。
「すね毛わざとじゃないって!! 自慢の高級バッグさりげなく画角に入れる人みたいにすね毛入れ込んでないって!!」と人懐こい一人相撲で説明した。
この連投はネットニュースにもなった。京本大我の2025年8月はすね毛が話題になる、すね毛の夏祭りだったわけだ。
一方、昨年9月にはソロのクリエイティブプロジェクト『ART-PUT』を始動。今年4月23日にプロジェクト初のアルバム『PROT.30』をリリースした。19歳から始めた作詞、作曲スキルと、あらゆるインプットをアートとしてアウトプットする才能が光る。
アッパー曲「Prelude」からリード曲「滑稽なFight」まで闊達なサウンドが弾む。同作はロングヘアー期の力作でもあるのだが、常時すね毛期(?)でもある京本大我渾身のすね毛夏祭り曲もさらりと披露してくれないだろうか?
<文/加賀谷健>
【加賀谷健】
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修
俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu