タピオカ騒動が招いた転落と引退の道
木下優樹菜さんと言えば、クイズバラエティ『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ)で共演したお笑いコンビFUJIWARAの藤本敏史さんと2010年に結婚。2人の娘さんを設けましたが、2019年に自身の姉が勤務するタピオカ店の経営者とのトラブルが問題となり、その後芸能活動自粛と離婚を発表し、翌年には芸能界引退へと至りました。離婚こそしましたが、2人の娘さんの親権は木下さんが持ちつつも面会するなどして良好な関係を築いていることを藤本さんはたびたびテレビでも発言してきました。
しかし木下さんのタピオカ店とのトラブルにおける世間からのマイナスイメージは根強く、SNSで活動していることについても「まだ華やかな芸能界に戻ろうと必死」という意見が散見されてきました。
SNSでの“母娘共演”が再生数240万回超え

動画では木下さんも莉々菜さんもサングラスを着用しており、莉々菜さんのお顔は一応ぼかした状態。しかし、すでに20万人弱のフォロワーがいる木下さんのTikTokに登場したことに加えて、この動画に先んじて9月26日には莉々菜さん本人のTikTokアカウントも開設。
すべてサングラスやモザイクなどで顔出しはしていないものの、ダンスを踊ったり木下さんも動画に登場したりと母子でTikTokの活動を積極的にしていこうとする姿勢が垣間見えます。
木下優樹菜の娘、露出・活動内容に広がる議論

特に莉々菜さんについては13歳とは思えないほど大人びた風貌も注目の的に。胸元が開いていたり肩やおへそを出したりする露出の高い服装をしていることが見て取れ、「いくら顔を隠していても親も自分の本名も日本中に知られている未成年としては危うい行動」「ちゃんとした母親だったらこんなの止めるでしょ」「一般人としてしっかり子育てしていたらこうならない」という疑問の声も少なくありません。
また、辻希美さんと杉浦太陽さんの長女の希空さんが昨年芸能界デビューしたことを連想する人もいました。
批判よりも配慮を。13歳の挑戦に必要な視線とは

また、芸能界にはすでに2世タレントが乱立している現状で、まだ13歳という年齢の娘さんが「自分も成功できる」「世間から応援してもらえる」と思ってしまう危うさを心配する人が多いのも仕方ないことかもしれません。
莉々菜さんにはまったく非がないものの、比較されがちな希空さんとはあまりにも親の好感度が違いすぎる点は厳しい芸能界においては大きな足枷となることが想像に難くないからです。
ただ、木下さんと娘さんがそれぞれTikTokを開設してショート動画を発信することは、何も咎められるべき話ではないでしょう。そもそも木下さんは元芸能人と言えども、現在はインフルエンサーとしてSNSで発信を続けており、他のインフルエンサーと何ら変わりはありません。
また、娘の莉々菜さんについては顔も隠した形での出演にとどめており、未成年であることを考慮した慎重な発信であることも見て取れます。実際、今のところ莉々菜さんはTikTokで、よく見られるような手を小さく使って踊るダンスをメインに動画投稿しており、年相応の楽しみ方にとどまっています。
そんな中、元タレントの木下優樹菜さん(37)が10日、自身のインスタグラムを更新し、13歳になる長女についての憶測を否定しました。
ストーリーズでは「なんかDMきてたんだけど」と前置きした上で、「えっ?私の長女が芸能界入りを狙ってる???誰がどこでいつ言ったのかな?」と疑問を呈し、「本人全くそんな意思なくて」と、芸能界入りの意志はないことを明言しています。
今後、莉々菜さんがダンス以外の得意分野を発信したり、インフルエンサーとして人気を得たり、あるいは芸能活動に繋がるスキルを身につけていく可能性もあるかもしれません。
親子は別の人格。まだ未成年の莉々菜さんに対しては、世間が温かく見守る方向にシフトしても良いのではないでしょうか。
<文/エタノール純子>
【エタノール純子】
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中