ルッキズムはNGだけど、結局「容姿がよい方が得をする」
テレビで芸人の容姿いじりを目にすることはほぼなくなりました。行きすぎたルッキズムや他人の容姿を評価することはよくない、という風潮が日本でも広まっています。その一方で、プチ整形や美容クリニックを利用する人は以前より増えました。就活でも清潔感があり容姿がよい方が内定をとりやすいそうです。そして、婚活の世界はいまだ外見至上主義です。「他人の外見を評価するのはよくない」。だけど、「容姿がよい方が得をする」。この相反するスタンダードが共存しているのです。
ですが中には、「容姿がよい方が得をする」と感じたことがない人もいます。
中高一貫女子校から、医療系の大学に進学した女性・真衣さん(仮名・30代)は、ずっと男性がいない環境で過ごしてきました。医療関係の国家資格があり、医療機関に就職している彼女は、容姿の良し悪しで得をすることを感じないまま社会人になったそうです。
女子校時代の友達は今もつながっている人が多く、よい環境だったそうです。個人的に、女子校育ちの方の中には「容姿がよい女性の方が有利」ということがピンとこないまま成人される方も一定数いらっしゃると感じます。
私はただ「普通の男性」に会いたいだけなのに
真衣さんは学生時代に合コンなど参加したことがありません。周りには彼氏がいる人もいたようですが、真衣さんが知る限り、それは少数派だったようです。社会人になってからはシフト勤務になり、同僚と休みを合わせて遊びに行くこともありません。独身主義というわけではなく、いつか彼氏ぐらいできて結婚もするだろうと思っていたそうですが、彼氏がいないまま29歳になってしまいます。
30代になり、「もう若くもないのでこのままではいけない」と思い結婚相談所に登録したそうですが、申し込み(会いたいという意思表示)が来るのは40歳以上の男性が多く、その中で一番若い男性は38歳で、真衣さんよりずっと年収が低い人でした。
それでも、いい人かもしれないと思い会ってみたものの、男性は清潔感がなく、欠けた歯をそのまま放置しているような人でした。また別の43歳男性は、会話のキャッチボールも成立しなかったそうです。
「普通の男性に会いたいだけなのに、普通の人にさえ出会ない気がして」と、私のところへご相談にやってきました。
職場では普通の格好が、婚活では「だらしない女性」
真衣さんはメイクがお上手ではない女性でした。ファンデーションは塗っているし、眉毛も描いているのですが左右非対称。チークや口紅はあまりつけないそうです。
普段着としては問題なくても、婚活市場においては生活感がありすぎて、人によっては「だらしない」と感じるレベルの身だしなみでした。真衣さんは顔立ちは悪くないし、体型も普通。きちんとヘアメイクを整えて、ファッションを見直しさえすれば「普通の同年代男性」とも会えると確信を持ちました。
こういう体のラインが出る服を着なきゃだめですか?
婚活で女性の人気に一番影響するのは容姿で、次が年齢です。話しやすい「普通の男性」は人気が高いため、容姿をよくしないと出会えません。そうは言っても、外見の改善提案を受け入れなてくれない人は多いのです。むしろ増えていると感じます。真衣さんは職場でマスクを着用し、髪も束ねるため、他の同僚もチークや口紅は塗らず、髪をひっつめているそうです。自分がだらしないとは微塵も思っていません。
「じゃあ、どういう格好ならいいんですか?」
ここで婚活女性に人気のブランドのECサイトを見せて、イメージを伝えたところ、
「こういう体のラインが出る服を着なきゃだめですか? こういう系統は苦手なんですけど」
と言われてしまいました。
私も20代のころは手抜きだったため、真衣さんがそういう服装が苦手というのもわかるのです。毛先がパサパサ、ファンデーションと眉毛を描く程度のメイクでは、着て似合うと感じる服はあまりないですから。
ヘアアレンジやメイクを習うと「知的に見える」
真衣さんには最初に髪のセットのレッスンと、眉毛のレッスンを受けてもらうことをお願いしました。なお、眉毛レッスンは3000円前後で受けることができ、コスパよく変化を実感しやすいのでおすすめです。過去にメイクを習ったことがあるという方も、2~3年おきに眉毛だけはアップデートした方がよいでしょう。
ヘアアイロンで毛先を整えることを教えてもらい、真衣さん自身も身だしなみに手間をかけることで、印象がよい方に変わることを実感してくれました。毛先が散らばっていた状態から、ちゃんとセットすると、余裕があり賢そうにも見えます。
外見に気配りできると、まともな人が寄ってくる
ヘアメイクが垢抜けると、服も自然と変えたくなります。袖がレース素材のトップスを購入し、無事に婚活写真の撮り直しができたのです。男性に好かれるために外見を変えるというより、知的に見えるような気配りができている外見の方が、まともな人が寄ってくるのです。
真衣さんは柔軟に外見を変えてくれたのですが、「そこまでやっても」「自分を変えてまで結婚したいわけじゃない」と言って頑なに“ありのまま”を貫く、残念な外見の方は多くいます。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
<文/菊乃>
【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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