<他力本願な思考はポカホンタス>というフレーズが、アメリカ先住民に対する差別的な表現になりかねないと、批判にさらされているのです。
騒動を受け、所属事務所TOBEの代理人弁護士がコメントを発表。Number_iの楽曲に差別する意図はなかったとしながらも、「今後も多様な文化や価値観への配慮を意識しながら、表現のあり方について慎重に検討を重ねてまいります」とし、騒動は収まりを見せています。
“差別的な表現”が炎上。過去のミセスの炎上との“違い”
同じアメリカ先住民に対する表現が問題になったことで、Mrs. GREEN APPLE(以下、ミセス)の「コロンブス」MV騒動を思い出した人もいるかもしれません。しかし、ミセスは、映像全体を通して白人が猿などの動物に文化を仕込んで幸せに導くというコンセプトが深刻に受け止められたために、イギリスのBBCが報じるほどの大問題になりました。さらに言えば、Number_iとミセスでは、こうした表現に至った経緯そのものが異なるため、同じ炎上でも意味合いが異なります。ミセスの「コロンブス」は、悪ノリを止める大人やチェック機能がなかったことが問題であり、いわばハード面での不備といえるものです。
Number_iの攻める作風と表現の先鋭性
それは昨年発表された「JELLY」という曲にはその特徴がよく表れています。この楽曲の歌詞を手掛けたpecori氏による描写は、衝撃的ですらあります。
<I love you を込めたjelly どんな味する?>
<俺の思いが溶けていったjellyが蒸発して 君の鼻にどうにか入ってくれたら>
聴く人によって様々な解釈が成立しそうな際どいフレーズです。成就しなかった恋の無念を、濃厚な身体性を際立たせて、詩的に描いています。これをあえて過激なサウンドではなく、耳に心地よいメロウなサウンドで歌っていること自体、単なるアイドルのポップスではないことの証明になっています。
そのような計算され尽くした引き算のインパクトが、Number_iというグループの特徴なのですね。その中で、彼らは攻め続けているのです。
“炎上”から見えるアーティスト性の“限界”
しかし、今回は少しだけ読みが甘く、一線を踏み越えてしまった、ということです。その点を踏まえると、TOBEが「表現のあり方について慎重に検討を重ねてまいります」とコメントを発表したことは、極めて誠実な対応といえます。
それと同時に、Number_iは今後もどこまで攻め続けるのかという問題を浮き彫りにしているとも感じました。アーティスト性を追求することは、常にギリギリの言語表現を生み出すこととイコールでなければならないのか?
「他力本願」と「ポカホンタス」というフレーズを拙速に組み合わせた背景には、Number_iのブランディングに対する焦りが垣間見える部分もあります。
音楽は必ずしも衝撃的である必要はない。
<文/石黒隆之>
【石黒隆之】
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。いつかストリートピアノで「お富さん」(春日八郎)を弾きたい。Twitter: @TakayukiIshigu4
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