俳優・永野芽郁、26歳。彼女が第一線に復活することはできるのでしょうか?

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 今年4月、田中圭さんとの不倫疑惑が「週刊文春」にすっぱ抜かれ、“清純派女優”というブランドが崩れ去ってしまった永野芽郁さんでしたが、12月21日に「永野芽郁オフィシャルカレンダー2026」を発売することが発表されています。


 4月期の日曜劇場『キャスター』(TBS系)に準主役として重要なキャラクターを演じており、5月には主演映画『かくかくしかじか』も公開したとあって、スキャンダルの渦中にいた当時は、永野さんをメディアで見かける機会は多々ありました。

 しかし、その後は不倫騒動の影響か、表立った活動がぱったりとなくなり、久しぶりにポジティブな話題が提供されたのがカレンダー発売のニュースだったのです。

 カレンダー発売は、来年再び表舞台で活躍するための布石なのかもしれませんが、果たして復活できるのでしょうか?

 そこで今回は不倫スキャンダルを起こしながらも、大復活を果たした女優3人を振り返っていきます。

Netflixドラマで“丸坊主”になり覚悟を示した“唐田えりか”

 まずは永野さんより2歳だけ年上で現在28歳と世代が近い唐田えりかさん。

不倫で“清純派崩壊”の永野芽郁は復活できるのか?参考にすべき“不倫スキャンダル”から復活した女優たち
唐田えりか(画像:株式会社フジテレビジョン プレスリリースより)
 唐田さんといえば、2020年に東出昌大さんとの不倫が発覚。杏さんと結婚し、3人の子を授かりおしどり夫婦と思われていた東出さんの不倫という衝撃的な出来事はまだ記憶に新しいでしょう。

 唐田さんは独身でしたが、東出さんが既婚者であることを承知した上で交際していたわけですから、彼女にも大きな責任がありました。

 さすがに地上波テレビにいきなり復帰するのは難しかったのでしょう。唐田さんは昨年公開されたNetflixドラマ『極悪女王』の主要キャラとして再起を図ります。

 極悪プロレスラーの人生を描く『極悪女王』で、主人公のライバルレスラー役を演じることになった唐田さん。劇中では「髪切りマッチ」に敗れて丸坊主になる展開があり、そのため実際に髪を刈る必要がありました。唐田さんはその役どころを受け入れ、覚悟をもって丸刈りに挑んだことで、その気概が高く評価されました。

 そんな活動が評価され、唐田さんは地上波ドラマに復帰することが決定。
しかも、1991年に大ヒットしたドラマ『101回目のプロポーズ』の正統続編『102回目のプロポーズ』でヒロインに抜擢されており、フジテレビ系で地上波放送されることが発表されています。

 不倫スキャンダルを乗り越え、伝説の純愛ドラマの続編のヒロインに選ばれたのは、大復活と言っても過言ではないでしょう。

11年前、年下俳優との不倫疑惑をスルーした“広末涼子”

 続いては、永野さんとは2022年のドラマ『ユニコーンに乗って』(TBS系)で共演していた広末涼子さん。永野さんより20歳ほど年上の現在45歳です。

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広末涼子さん(画像:トリコ株式会社 プレスリリースより)
 広末さんと言えば、2023年に有名シェフ・鳥羽周作さんと既婚者同士でありながら不倫関係にあるとスクープされ、それが引き金となって夫だったキャンドル・ジュンさんと離婚しました。それから再起を目指して活動を続けていた今年4月、広末さんが運転する車が交通事故を起こし、さらに搬送された病院の看護師に暴行を加えたとして逮捕されるという事件が発生。現在は芸能活動を停止しています。

 実は、ジュンさんと幸せな結婚生活を送っていたと思われていた2014年にも、独身俳優佐藤健さんとの不倫疑惑が報じられていました。しかし、当時はメディアで大々的に取り上げられることは少なく、疑惑はうやむやのまま広末さんは活躍を続けていました。

 その話が2023年、ジュンさんの会見で蒸し返されました。ジュンさんは佐藤健さんの名前を具体的に出すことは避けましたが、鳥羽さんとの関係以前に広末さんが不倫をしていた事実を匂わせました。

 とはいえ、当時の広末さんはそんなスキャンダルはなかったかのように活動を続けたことが功を奏したのか、2014年以降も需要は途切れませんでした。

3人の既婚男との不倫報道を逆手に取っている“斉藤由貴”

 最後に紹介するのは現在59歳の斉藤由貴さん。

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斉藤由貴さん(画像:BS日テレ プレスリリースより)
 斉藤さんは永野さんより30歳以上も年上の大女優ですが、これまでに3人の男性との不倫がスクープされてきた希有な人物です。


 1991年、若くして亡くなったシンガーソングライター・尾崎豊さんは妻子ある身でしたが、斉藤さんとの不倫スキャンダルが発覚。そのわずか2年後の1993年、カイヤさん(当時はキャロリン・ハイガー名義)を妻に持つ川﨑麻世さんと不倫密会していたのです。

 斉藤さんはその後結婚し、3人の子の母親として幸せな家庭を築いていると思われましたが、2017年に50代医師とのダブル不倫がスクープされます。その後、斉藤さんは夫と離婚し、現在は独身生活を送っています。

 それでも斉藤さんは、ドラマやバラエティ番組での活躍を続けています。近年だけでも、2022年の『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系)、2023年の『いちばんすきな花』(フジテレビ系)、2024年の『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS系)で、主人公や準主役のダメな母親を熱演しています。

 私生活のスキャンダルを逆手に取ったかのようなダメ母役でのオファーが絶えないのです。

3人のロールモデルを参考にして“永野芽郁”は復活する?

不倫で“清純派崩壊”の永野芽郁は復活できるのか?参考にすべき“不倫スキャンダル”から復活した女優たち
永野芽郁さん(画像:株式会社ライフケア・アクシス プレスリリースより)
 唐田えりかさんはNetflixオリジナルドラマを復帰の足掛かりにしましたが、永野さんもすでに『御手洗家、炎上する』でNetflix作品の主演実績があります。また、Netflixの新作への出演が決定しているという報道も出ています。唐田さんと同様にNetflixきっかけで地上波復帰を果たせるかもしれません。

 広末涼子さんは佐藤健さんとの不倫疑惑が出た際にスルーしました。永野さんは田中圭さんとの不倫疑惑を真っ向から否定しています。
“不倫の事実は認めない”という方針は広末さんと共通しており、白黒はっきりさせずグレーのままうやむやにすることで、場合によっては芸能活動がプラスに働くこともあります。

 斉藤由貴さんはスキャンダルの数々をあえて彷彿させるような役柄を演じることが増えています。永野さんはもう今までの清純派ブランドで活動することは難しいでしょうが、斉藤さんのように開き直ったリブランディングをすれば、役者として次のステージに進み、大復活を果たす可能性もあるのではないでしょうか。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は @SakaiyaDaichi
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