年末年始には実家に帰省してのんびり過ごした人も多いでしょう。

しかし、長いあいだ家を留守にすると、思わぬトラブルが起きることもあります。
今回は、沖縄に移住した佐藤美保さん(仮名・31歳)に実際に起こったトラブルをご紹介します。

夢の沖縄での生活

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東京出身の美保さん。20代の頃に旅行で訪れた沖縄の雰囲気にすっかり魅了され、2年前に思い切って石垣島へ移住しました。

「今は石垣島のアパートで暮らしています。私は暑がりなので、普段はほぼ毎日エアコンをつけています。沖縄は冬でも25度くらいまで気温が上がる日が多く、少しムシムシしますが過ごしやすいんですよね」

そんな美保さんが沖縄で初めて迎えた年末年始。冬は観光客が少ないため仕事も落ち着き、久しぶりに東京の実家へ帰ることにしました。

「実家が久しぶりすぎて、戻った初日からすごくリラックスできました。お正月は家でゴロゴロして、あとは同級生と毎日のように飲み歩きました。本当は5日ほどで沖縄に戻る予定が、楽しすぎて気づけば2週間も東京に滞在してしまったんです」

東京での時間を満喫し、2週間ぶりに石垣島の自宅に戻った美保さん。しかし部屋に入った瞬間、違和感を覚えます。

カビのニオイが充満した部屋、匂いの元を探ると…

「え、なにこれ!?」沖縄移住した31歳女性の悲劇。楽しい帰省から一転、2週間ぶりの自宅で見た“恐ろしい光景”とは…
イメージです ※画像生成にAIを使用しています
「玄関を開けた瞬間、カビのようなニオイがして『え? 何これ?』と固まりました。部屋中を見ても特に汚れている場所はなく、原因がわからないままでした」

その夜、シャワーを浴びてベッドに入ろうとしたとき、さらに異変を感じたといいます。

「布団がジメジメしていて、まったくふわっとしていなかったんです。
枕もどこか湿っているような気がして不安になり、蕎麦殻の枕をそっと持ち上げた瞬間、裏側一面に広がった真っ黒なカビが目に飛び込んできました。あまりの衝撃に、思わず『ギャー!!』と絶叫してしまいました」

「え、なにこれ!?」沖縄移住した31歳女性の悲劇。楽しい帰省から一転、2週間ぶりの自宅で見た“恐ろしい光景”とは…
カビが移ってしまった敷きパッド
なんと、蕎麦殻枕が湿気を吸い込み、そこからカビが繁殖していたのです。シーツや敷きパッドにまで黒カビが広がっていて、とても眠れる状態ではなかったそうです。

「夜中なのに眠たい目をこすって、お湯に漂白剤を入れて漬け置きして、どうにかカビを落とせました。敷パットはそこまでカビが移っていなかったので、洗濯で落とせました。でも、枕は内部までカビが入り込んでいたので泣く泣く捨てることになりましたね……」

問題はそれだけではなかった

「え、なにこれ!?」沖縄移住した31歳女性の悲劇。楽しい帰省から一転、2週間ぶりの自宅で見た“恐ろしい光景”とは…
エアコンのリモコンを操作する女性の手
しかし、問題はそれだけでは終わりませんでした。

「部屋のニオイを取ろうとエアコンをつけたら、水がボタボタ垂れてきて床がびしょびしょになったんです。慌てて友達に連絡したら『たぶんパイプが詰まっているだけだから、口で吹いたら直るよ~』と言われました。正直、あの汚れたパイプに口をつけるなんて無理! と思いましたが、夜中だし業者に頼むこともできなくて。やらないとどうにもならないので覚悟を決めて吹きましたね」

パイプを口で吹くとそこに溜まっていたのはカビとホコリ。これも、湿気によって繁殖したものでした。

「沖縄は冬でも湿度70%を超えることが多く、家を留守にするとここまでカビが生えるなんてビックリしましたね……。
しかも不在の期間、石垣島では雨が降っていたみたいで、それも影響していたようです。あと、地味にショックだったのがクローゼットにしまっていたレザーブルゾンにもカビが生えていたことです。

まぁ、これは正月から帰る前から生えてしまったのかもしれませんが……。友達にも『沖縄では長期間家を空けるとき、湿気が篭もるから冬でもエアコンはつけっぱなしで出かけるよ~』と言われましたね」

湿度が高い地域でなくても、夏場に家を空けると同じようなトラブルが起きる可能性があります。長期間留守にする場合は、枕やシーツ、敷きパッドを外しておく、部屋を完全に乾燥させる、換気をしてから外出するなど、湿気対策が欠かせません。

「今年の冬も帰省したいのですが、電気代のことを考えると少し迷っています」と頭を抱える美保さん。年末年始に限らず、長期間、家を留守にする場合は湿気対策を忘れずに。この記事を読んでいる方も、同じようなトラブルが起きないよう注意してみてくださいね。

<文・取材/結城>

【結城】
ライター・社会取材系。子育てや家庭問題、現代の生きづらさなど、社会の現実に根ざしたテーマを取材し、読者に考えるきっかけを届ける記事を執筆。
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