【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.193】

 外で暮らす野良猫は、ロードキルで命を落とすことも少なくありません。マミ太朗さん(@pfirsich_jam)宅で暮らすぽんちゃん(男の子)は車でひき逃げされ、腹膜が破裂した状態でした。


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 しかし、保護ボランティアさんに偶然、発見されて命を繋ぐことができ、現在は同居猫クロロちゃんと元気に遊ぶ日々を送っています。

ひき逃げに遭っても生き延びようとしてした子猫との出会い

 ぽんちゃんが暮らしていたのは、山の中。保護ボランティアさんは12月の寒空の下で寄り添っていた、3匹の猫を保護しました。

 子猫だったぽんちゃんは、下腹部が大きく膨れていたそう。ひき逃げに遭っていたようで、動物病院へ連れて行くと、腹膜が破れてお腹の中で内臓が飛び出ていることが分かりました。

車でひき逃げされ腹膜が破裂していたシャム猫→家猫ライフを満喫する現在の姿に感動
一緒に保護された姉妹猫たちと
 診察後は、即入院。適切な治療で、命を紡ぐことができました。

 一方、その頃、飼い主さんは愛猫の遊び相手を動物保護団体から迎えたいと思っていたそう。写真を見せた時に先代猫がOKというかのように鳴いてくれたことが決め手となり、2017年2月10日にぽんちゃんをお迎えしました。

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子猫の頃
 なお、その際は黒猫のクロロちゃんも一緒にお迎え。ぽんちゃんは実の姉妹よりもクロロちゃんと仲が良く、保護ボラティアさん宅では何をする時も一緒だったため、2匹一緒のお迎えを決意したのです。

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ぽんちゃんを守るかのような黒猫のクロロちゃん
 「ある程度、回復してから我が家へ来たのですが、肺炎にかかって治った形跡があったことも聞き、本当によく生きていてくれたなあ……と胸が熱くなりました」

先住猫を失った悲しみを癒してくれた“2匹の愛猫”

 好奇心旺盛で天真爛漫な反面、警戒心が強いぽんちゃん。お迎え当初は、常にクロロちゃんにくっついて暮らしていました。ひき逃げに遭ったからか、車やバイクが通る音が聞こえると怯えて隠れることもあったそうです。


 一方、賢いクロロちゃんは怯えるぽんちゃんをかばいながら、飼い主さんに愛想を振りまいていたそう。その行動からは保健所にいた頃に得た学びが垣間見えたような気がして、飼い主さんは胸が締め付けられました。

 ただ、一緒のお迎えだったからか、2匹は比較的早く家に慣れてくれたのだとか。

「最初の頃、ぽんちゃんは手術の跡が残っており、ジャンプもしにくそうで、段差などは腕の力でよじ登っていて……。でも、しばらく経つと何の問題もなく暴れ回るようになりました。後遺症やヘルニアなどが出てくる可能性があると言われましたが、今のところ元気に過ごせています」

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背中にハート型の模様ができるぽんちゃん
 実は飼い主さん、ぽんちゃんたちに心を救われる経験をしました。2匹を迎える前、先住猫が、肺炎や敗血症などの呼吸不全をもたらす難病「急性呼吸窮迫症候群(ARDS)」を発症し、逝去してしまったのです。

「この子たちがいなかったら、私は立ち直れなかったと思います。今があるのは、愛猫たちのおかげ。一生を全うさせるまで、私は何があっても健康でいなければ! と思っています」

共に暮らす9年間で初めて聞いた「シャー」に込められた愛

 クロロちゃんと共に家猫ライフを楽しむ中で、警戒心が強いぽんちゃんには嬉しい変化も起きました。「家の中は安全」と認識してくれたのか、車やバイクの音が聞こえても怯えなくなったのです。

車でひき逃げされ腹膜が破裂していたシャム猫→家猫ライフを満喫する現在の姿に感動
寝ているぽんちゃん
 また、クロロちゃんとの関係性が少しずつ変わっていきました。
親猫に甘えるような仕草は見せなくなり、良き喧嘩友達としてじゃれ合うようになったのです。

「寝ている時、クロロにじゃれられると『遊ぶの~?』という感じで一緒に遊び始めます。昔はクロロのほうが大きかったので片手で相手されていましたが、今は体が大きいぽんちゃんのほうが強い。しつこくされると、クロロはキレています(笑)」

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ぽんちゃんとクロロちゃん
 ただ、クロロちゃんより強くなっても、用心深さは健在。新しいおもちゃや猫用ベッドなどは、クロロちゃんが使う様子を確認してから使用します。

「ぽんちゃんは威嚇をしない子ですが、避妊手術の時、私がクロロを病院へ連れて行ったら、家族に初めてシャー! と怒ったそうです。それが約9年間、一緒に暮らしてきた中で聞いた唯一のシャー。クロロと引き離されたと思ったのかもしれません」

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クロロちゃんをなめるぽんちゃん
 命の危機を乗り越え、大好きな猫家族や人家族と楽しい日々を過ごす、ぽんちゃん。その日常を知ると、ロードキルのむごさを再認識させられます。

 野良猫だけでなく、脱走した家猫もロードキルに遭う可能性はあるからこそ、万が一の事態が起きないように、まずは脱走防止対策を万全にしていきたいものです。

<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>

【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。
共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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