社会現象を巻き起こすほどの国民的アイドルグループとなったAKB48が、秋葉原の劇場でひっそりとデビューしました。

 それから20年。
結成20周年を記念して、2025年の『NHK紅白歌合戦』にAKB48が出場。ステージには前田敦子さん、大島優子さん、高橋みなみさん、小嶋陽菜さん、板野友美さん、峯岸みなみさん、柏木由紀さん、指原莉乃さんといったレジェンドOG勢も駆けつけ、現役メンバーとの圧巻の共演を果たしました。この歴史的な復活劇は大きな反響を呼び、年が明けた現在も、AKB48界隈はかつてないほどの盛り上がりを見せています。

 AKB48と言えば、「選抜総選挙」において2009年の第1回、2010年の第2回のトップ7が変わらなかったことから、“神7”と呼ばれるようになったメンバーが初期から中期の人気を支えていました。

 そんな元祖・神7たちの現在地とは?

高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美の現在地

 第1回・AKB48選抜総選挙で5位だった高橋みなみさんは2016年3月にグループを卒業。

 AKB時代に総監督としてグループをまとめる役回りをしていた彼女は、AKB在籍時からソロシンガーとして活動しており、卒業後もしばらくはアーティスト路線を続けていました。近年はワイドショー『ひるおび』(TBS系)の曜日コメンテーターを務めるなど、多岐に活躍しています。

 第1回・AKB48選抜総選挙で6位だった小嶋陽菜さんは2017年4月にグループを卒業。

17億で会社を売却、不倫騒動、芸能界引退…AKB48「元祖・...の画像はこちら >>
 なんといっても彼女の卒業後はビジネスパーソンのイメージが強いでしょう。2018年にブランドを立ち上げ、2020年にはブランド運営会社を起業。そしてなんと2024年8月には約17億円で会社の株式の51%を売却したのです。小嶋さんはモデル業でも需要が高く、カリスマ的な活躍を続けています。

 第1回・AKB48選抜総選挙で7位だった板野友美さんは2013年8月にグループを卒業。


 高橋さんと同じくAKB在籍当時からソロデビューして人気を博しており、元祖・神7のなかで歌手活動に注力していたタイプでした。私生活ではEXILEのTAKAHIROさんと熱愛疑惑が報じられていましたが双方が否定。2021年1月には、プロ野球選手である東京ヤクルトスワローズ・高橋奎二選手と結婚し、幸せな家庭を築いています。

「紅白」出演しなかった篠田麻里子と渡辺麻友は…

 第1回・AKB48選抜総選挙で3位だった篠田麻里子さんは2013年7月にグループを卒業。

 高橋さん、小嶋さん、板野さんらOG勢が2025年の紅白のステージに立つ一方で、篠田麻里子さんの出演はありませんでした。2019年に「交際0日婚」で話題を集めるも、その後の不倫疑惑を巡る騒動と離婚が、公共放送であるNHKへの出演に影響したのではないかと囁かれています。卒業前に立ち上げていたアパレルブランドも頓挫してしまい、現在は俳優業を主軸に活動しています。

 第1回・AKB48選抜総選挙で4位だった渡辺麻友さんは2017年12月にグループを卒業。

 渡辺さんも紅白出場しませんでしたが、そもそも彼女は2020年、健康上の理由で芸能界を引退しており、それ以降メディアには一切出演していません。SNSもやっていませんので、彼女の近況を知るすべはないのです。

 さて、ここからは神7最後の2人、AKB前期の人気を牽引していたツートップとも言える前田敦子さんと大島優子さんにフィーチャーしていきましょう。

俳優業も家庭も…大島優子は公私ともに順風満帆

 第1回・AKB48選抜総選挙で2位だった大島優子さんは2014年6月にグループを卒業。

17億で会社を売却、不倫騒動、芸能界引退…AKB48「元祖・神7」の20年後。紅白出演の5人と“出演しなかった”2人の今
大島優子さん 画像:キリンホールディングス株式会社 プレスリリースより
 卒業後は俳優業を主軸にしており、映画『紙の月』(2014年)では「日本アカデミー賞」優秀助演女優賞を受賞するほどの実力派。2015年にはGP帯ドラマ『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』(TBS系)で主演もしていました。


 けれど、その後は俳優活動が停滞気味に。グループ在籍時や卒業後しばらくは、GP帯ドラマで2番手や3番手として出演することが多かったのですが、その後はバイプレイヤー的な出演が続くように……。

 例えば2021年に広瀬すずさんと嵐・櫻井翔さんのダブル主演で放送された『ネメシス』(日本テレビ系)では、7~8番手のキャスティングで、大島さんのキャラが出演しない回も少なくありませんでした。2024年4月期の長谷川博己さん主演作『アンチヒーロー』(TBS系)でも、俳優の番手的には6~7番手の役どころだったのです。

 けれど風向きが変わったのが2024年7月期。主演の小芝風花さんに次ぐ2番手キャストとして『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』に出演。主人公のバディという役どころで、番組ポスターなどでは2人がメインで写っていたので、実質的にダブル主演に近いものでした。

 こうして俳優業で再評価されている彼女は、2021年に俳優の林遣都さんと結婚しお子さんも授かっていますので、公私ともに順風満帆と言えるでしょう。

前田敦子がドラマヒロインに返り咲けた理由

 第1回・AKB48選抜総選挙で1位だった前田敦子さんは2012年8月にグループを卒業。

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前田敦子さん 画像:講談社 プレスリリースより
 前田さんも卒業後は俳優業をメインに活動していますが、大島さんと同じような曲線を描いていたのです。

 グループ在籍時に『Q10』(2010年/日本テレビ系)のヒロインや、『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』(2011年/フジテレビ系)の主演に抜擢され、卒業後も『ど根性ガエル』(2015年/日本テレビ系)のヒロインを務めるなどしていました。GP帯ドラマの主演やヒロインを演じることが多かったのです。


 しかしその後はGP帯ドラマの主要キャストでの出演が激減。とは言え前田さんの気持ちは折れなかったのでしょう。数多くの映画にバイプレイヤー出演をするようになっていき、演技力を磨いていきました。

 腐らずに役者の仕事を続けてきたからか、2025年4月期のGP帯ドラマに2番手キャストとして出演し、ヒロイン枠に返り咲いたのです。

 私生活では、俳優・勝地涼さんと2018年にスピード婚し、2019年に長男を出産したものの、2021年4月に離婚。私生活でも山あり谷ありだった模様です。

 そんな前田さんは今年に、2012年以来14年ぶりとなる写真集発売が決定しています。先行公開されている写真集のカットでは、黒のランジェリー姿などもあり話題を集めています。デビューからの20年間で大人として成長した姿を写真集に詰め込んでいるのでしょう。

――数々の大ヒット曲を生み出していた往時のAKB48。今回紹介した神7の面々がいたからこそ、巨大ムーブメントを巻き起こしていたのは間違いありません。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。
『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は @SakaiyaDaichi
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