近年、芸能界を席巻しているのが「2世タレント」たちの躍進だ。木村拓哉と工藤静香を両親に持つKōki,やCocomi、さらに杉浦太陽と辻希美の長女・希空(のあ)などは、SNSでの発信がたびたびネットニュースを賑わせるなど、圧倒的な注目度を誇る。


俳優界でもその勢いは止まらない。野々村真の長女・香音、沢村一樹の次男・野村康太、そして窪塚洋介の長男・窪塚愛流ら「実力派2世」がドラマや映画に相次いで出演し、若手俳優としての地位を確立しつつある。

まさに「2世戦国時代」ともいえる状況だが、今、メディア関係者が「次は彼(彼女)がくる」と熱視線を送る“ブレイク目前”の2世タレントたちがいる。

「日本芸能界の至宝」を継ぐモデル・UTA

その一人が、モデルとして世界的に活躍するUTA(ウタ)だ。

「父親は“超有名俳優”」紅白・あのちゃんのバックを務めた31...の画像はこちら >>
彼の家系図は、まさに「日本芸能界の至宝」ともいえる豪華さだ。父に俳優の本木雅弘、母に内田也哉子、さらに祖父母は内田裕也・樹木希林夫妻という、唯一無二のバックグラウンドを持つ。

UTAは大学在学中にモデル活動をスタートさせ、2018年にはパリ・コレクションで華々しいデビューを飾った。190センチ近い長身とミステリアスな佇まいで、アジアのみならず欧米のハイブランドからもラブコールを受ける存在だ。

さらに2025年からは、自身の表現を広げるべくアーティスト・プロジェクト『JIRO』を始動。4月にはデビューシングル『TAIPEI LIT』を発表し、ビジュアルと音楽を融合させた独自のクリエイティビティを発揮している。また、同年放送の『孝太郎&ちさ子 プラチナファミリー』(テレビ朝日系)に出演した際には、父・本木を彷彿とさせる気品あふれるルックスが「まさにサラブレッド」「オーラが違う」とSNSで大きな話題を呼んだ。

Instagramのフォロワー数は10万人を超え、その一挙手一投足が国内外から注目されているUTA。モデル、アーティスト、そしてテレビで見せる素顔――。
多面的な才能を開花させている彼が、2026年にさらなる飛躍を遂げるのは間違いないだろう。

相川七瀬の背中を支えるドラマー・RIO

さらに、もう一人「音楽的才能」と「意外な素顔」で注目を集めているのが、歌手・相川七瀬の長男でプロドラマーのRIO(りお)だ。

母・相川は2023年放送の『ぽかぽか』(フジテレビ系)にて、自身のステージで「(息子が)私の後ろで叩いています」と、RIOが専属ドラマーとして活動していることを公表。ロック界のレジェンドである母を背中から支えるというドラマチックな関係性は、大きな驚きを与えた。

その後、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などのバラエティ番組でも親子共演が実現。相川が息子の成長を優しく見守る一方、RIOも堂々とした振る舞いで応えるなど、息の合ったトークが視聴者の間で「素敵な親子関係」と話題を呼んでいる。

相川のInstagramにもたびたび登場し、その端正なルックスに注目が集まっているが、彼の魅力は音楽だけに留まらない。実は「茶道歴13年」という硬派な一面を持っており、ロックなドラマーとしての姿とのギャップは強烈だ。

母のお墨付きである確かなリズム感と、伝統文化を重んじるストイックなキャラクター。親子共演をきっかけに、2026年はバラエティやドキュメンタリー番組など、多方面で見かける機会がさらに増えそうだ。

紅白にも出演した「北村一輝の長男」北村将清

そして、最後の一人が、俳優・北村一輝の長男であり、ダンサー・振付師として異才を放つ北村将清(きたむら・しょうせい)だ。

将清の経歴を辿ると、実はすでに多くの人が彼のパフォーマンスを目にしていることに驚くだろう。anoのヒット曲『ちゅ、多様性。』のバックダンサーとして2023年の『NHK紅白歌合戦』のステージに立っていたほか、社会現象となったSEKAI NO OWARIの『Habit』にもダンサーとして参加。
業界内では、卓越した表現力を持つ実力派として知られている。

これまでメディアへの露出は限定的だったが、ひとたび表舞台に現れるとその存在感は圧倒的だ。2023年に恋愛学バラエティ『ヒロミ・指原の“恋のお世話始めました”』(ABEMA)に出演した際は、父・一輝を彷彿とさせる彫りの深い端正なビジュアルが「お父さんにそっくりすぎる」「破壊力がすごい」とネット上で大きな反響を呼んだ。

さらに2025年、お笑いコンビ・紅しょうがの冠番組(BSよしもと)にゲスト出演すると、ビジュアルだけでなく軽妙なトーク力も披露。本業のダンスで培ったカリスマ性に加え、親しみやすい素顔も垣間見せている。

父譲りのスター性と、自らの腕で切り拓いた確かなキャリア。2026年、2世タレントの枠を超えて「バラエティ界の新たな台風の目」となる可能性を十分に秘めている。

もはや「親の七光り」は不要?

ここまで、実力と個性を兼ね備えた「ネクストブレイク必至」の2世タレント3人を挙げた。

「父親は“超有名俳優”」紅白・あのちゃんのバックを務めた31歳プロダンサー。Koki,・希空だけじゃない、今年注目の“2世タレント”3選
内田兄妹 内田伽羅(左) UTA (右)画像:株式会社ユナイテッドアローズ プレスリリース
かつて芸能界における「2世」という言葉には、親の七光りというネガティブなニュアンスが少なからず含まれていた。しかし、今回紹介したUTA、RIO、そして北村将清に共通しているのは、自らの足で現場に立ち、確かな「スキル」で評価を勝ち取っている点にある。

モデルとしてパリのランウェイを歩き、ドラマーとしてレジェンドの背中を支え、ダンサーとして紅白の舞台に立つ――。彼らが放つ輝きは、もはや「誰かの子供」という紹介を必要としないほどに、一人の表現者として確立されつつある。


2世タレントの勢力図が大きく塗り替えられようとしている2026年。独自のストーリーを歩み始めた彼らの中から、エンタメ界の勢力図を変える新たなスターが誕生するのか。その飛躍の瞬間に、熱い注目が注がれている。

<文/ゆるま小林>

【ゆるま 小林】
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆
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