恋愛・婚活コンサルタントの田中亜依です。700万円の費用を投じた10年間の婚活で、600人以上の男性とデートを重ねた末に結婚しました。
“本気の婚活経験”を活かし、年間1000人以上の男女の恋愛サポートを行ってきた筆者が、婚活に「リアルに役立つ情報」をお伝えします。

 年齢が上がるにつれ、「もうこの年齢だし、次の出会いがいつあるか分からない」と思い、結婚に踏み切る人も少なくありません。年齢や今後の出会いの可能性を考慮して、それほど惹かれない人との結婚を決断する人もいるでしょう。今回は、結婚は生活だと割り切って結婚を決めたものの、1年後に離婚することとなった紗子さんのお話を紹介します。

「恋愛と結婚は別」自分に言い聞かせて結婚したけれど

「もう次はないかも」焦って結婚した42歳女性が、“たった1年...の画像はこちら >>
 紗子さん(仮名・看護師・42歳)は、マッチングアプリで出会った、同い年の圭介さんと、出会いから半年後に結婚しました。

「出会ったころの彼は優しく、仕事に対しても真面目に向き合う人に見えました。でも正直なところ、生理的にちょっと無理な部分もあったんです。だから、彼との結婚を迷うことはありましたが、恋愛と結婚は別だと自分に言い聞かせました。でも今振り返ると、あのときの私は、焦りの中で冷静さを失っていたんだと思います」

 最初に彼に対して不信感を覚えたのは、お金だったそうです。家賃の請求書がポストに入っていたのを見つけたとき、彼はそれを無言で破り捨てたそうです。紗子さんが「え? どうして?」と聞くと、「そんなの、あとで払えばいいんだよ!」と、大声を出したので、紗子さんは今まで見たことのない夫の姿に驚いてしまいました。

 圭介さんは、クレジットカードの明細も見せたくない様子で、お金に関して聞くたびに不機嫌になっていきました。

「私も彼も働いているのに、なぜか生活は常にギリギリでした」

突然始まった義母との同居と、突然訪れた限界

 そしてある日、突然「母さんも、しばらく一緒に住むから」と言って、理由も説明もないまま、次の週には義母が引っ越してきたそうです。何度も問い詰めると「田舎だと病院が少ないから、一人暮らしさせておくのは心配だろう。
わかってくれるよね?」と言われ、結局押し通されてしまいました。でも、準備も心構えもなく始まった同居生活は、地獄の始まりでした。

 義母は紗子さんに対して「ご飯、まだ?」「洗濯物もお願いしていい?」と、家事をすべてやらせようとしてきたそうです。

「もう次はないかも」焦って結婚した42歳女性が、“たった1年”で離婚した理由
家事に疲れた女性
「私は看護師なので、シフト制で夜勤もあります。疲れて帰ってきてもそんなのお構いなしに、家事を要求してくる夫と義母がいました。義母の病院の付き添いも私、支払いも私で、気づけば家賃まで滞納していて、それも私が立て替えました」

 紗子さんは、彼と義母に少しは家事をやってもらえるように頼みましたが、圭介さんは「俺は仕事が忙しいし、母さんは年なんだから無理させられないだろう」と言って、紗子さんの大変さを全く理解してくれませんでした。紗子さんはいつしか、自分は妻ではなく、まるで家政婦のようだと感じるようになったそうです。

 限界は、ある日突然来ました。ちょうど結婚から1年経った頃、夜勤明けで帰宅すると、テーブルの上にまた請求書が置かれていました。「ねえ、これ、もう払った?」と紗子さんが聞くと、圭介さんは「お前、うるさいんだよ」と言って紗子さんを睨みつけました。

「その一言で、今まで抑えていた何かが切れてしまったんです。私はそのまま荷物をまとめて、家を出ていきました。
結局その支払いも私が済ませ、そして数日後に離婚届を出して、すべてを終わらせました」こう話す紗子さんの顔は、もうこれまでのことは吹っ切れたようにスッキリとしていました。

100%人を見極めることはできないからこそ

 アラフォーになってくると、「この人を逃したら、もう出会いなんて訪れないかもしれない」という心理が働いて、紗子さんのように、好きとは言い難い人と焦って結婚してしまう人もいます。

 結婚は生活なので、「生活できる相手を選ぶ」という判断自体は間違っていません。ただ、「一緒にいて楽しい」「基本的に好き」くらいの感情は、やはりあったほうがいいと、私は思います。結婚生活にはどうしても忍耐が必要になってくるので、そういった感情が全くない状態では、乗り越えるのは難しいと思うからです。

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男女
 今回のケースでは、夫側の金銭面や高圧的な態度が離婚の要因の一つでした。交際中に、お金に困っている男性かどうかを完全に見抜くのは正直難しいでしょう。収入や借金は隠そうと思えば隠せるからです。ただ、「話し合いができる男性かどうか」「問題が起きたときに一緒に向き合おうとする人かどうか」は、付き合っている段階から分かると思います。そして話し合った結果、実際に行動に移すかどうかも大事な判断材料です。

 結局、人を100%見極めることはできません。だからこそ「この人となら問題が起きても、きちんと話し合って乗り越えていける」と思えるかどうかが大切です。
結婚に焦ると、冷静な判断ができなくなりがちですが、そんなときこそ、自分なりの判断基準に立ち返れるようにしましょう。

<取材・文/田中亜依>

【田中亜依】
恋愛・婚活コンサルタント、デートコーチ。婚活歴10年、婚活に700万円を投資。マッチングアプリ、結婚相談所、合コンで600人以上の男性と出会い結婚。この経験を生かし、国内最大手結婚相談所にて「また会いたくなるデート方法」などのセミナー講師として活動。Twitter:@date_coach_ai/Instagram:@ai_tanaka1019
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