何度も歩けなくなる恐怖、薬の副作用による度重なる感染症、そして外出さえままならない不安定な日々――。今回は、体に違和感を覚えてから、病名が判明するまでの「空白の時間」に何が起きていたのか。その経緯を詳しくお伝えします。
「最近よく怪我をするな…」
異変を感じ始めたのは、病名が判明する約1年前のことでした。最初は、突き指や捻挫、あるいは寝違えのような、日常のどこにでもある「小さな痛み」でした。しかし、それらには共通する不気味な特徴がありました。それは、「いつ、どうやって痛めたのか、全く記憶にない」ということです。
「最近よく怪我をするな。これも加齢のせいかな……?」
最初はそんな風に軽く考えていました。朝起きて肩が上がらなければ「30代だけど四十肩だろうか」と思い、歩いていて足の親指が腫れ上がれば「どこかで捻ったのかな」と自分を納得させる。そんなことの繰り返しでした。
今振り返れば、もっと早く違和感に気づけたはずかもしれません。しかし、当時の私には「自分は健康である」という強い自負がありました。仕事はダンスやヨガのインストラクター。人一倍体を動かし、健康管理には気を使っている自覚がありました。だからこそ、体に痛みが出ても、
「激しく動いているから、どこかで気づかないうちに痛めたんだろう」
「年をとれば、体も痛みやすくなる」
と、無意識に「納得できる理由」を探してしまっていたのです。
「健康に自信があるからこそ、大きな病気の可能性を切り捨ててしまう」。これが、後に歩行困難にまで陥る私を待ち受けていた、最初の大きな落とし穴でした。
ネットを検索すると出てきたとある病名
特に足の指は、左右ともにパンパンに腫れ上がり、「これはもう骨の痛みではないか?」と疑うほど。骨折の経験はありませんでしたが、「もし骨折じゃないとしたら、痛みが強すぎる」と恐怖を感じるレベルでした。
ふと冷静になり、自分の足を見つめて思いました。
「……足の指を、左右対称に捻挫することなんてある?」
さすがにおかしいと感じ、すがる思いで症状をネット検索しました。「腱鞘炎」「捻挫」「疲労骨折」……。馴染みのある言葉に混じって出てきたのは、「関節リウマチ」や「痛風」というワードでした。
詳しく症状を読み進めると、恐ろしいほど自分に当てはまっています。心臓がドクンと跳ねました。しかし、ここで私の中に「正常性バイアス」が強く働いてしまったのです。
「リウマチっておばあちゃんの病気でしょ?」
「痛風はおじさんがなるものじゃないの?」
「健康には自信があるし、まだ30代だし、私には関係ないはず」
せっかく正解にたどり着きかけていたのに、「年齢」と「性別」の先入観が、体からのSOSをかき消してしまいました。
重い腰をあげて整形外科へ
ある朝、目が覚めると股関節に激痛が走り、歩くことさえままならなくなっていました。「加齢のせい」「動かしすぎ」と自分を騙し続けてきましたが、もう限界でした。「さすがに歩けないのは困る……」
重い腰を上げ、ようやく近所の整形外科を受診しました。レントゲンの結果、股関節に大きな異常は見当たりません。「痛み止めと湿布で様子を見ましょう」という、想定内の診断でした。しかし、診察の終盤、医師が放った何気ない一言が運命を変えました。
「ご家族に、膠原病(こうげんびょう)の方はいますか?」
その言葉で、早くに亡くなった祖母のことを思い出しました。「……そういえば、祖母が膠原病でした」
「念のため、リウマチの血液検査もしておきましょうか。多分、違うとは思いますが」医師の言葉も軽く、私自身も「ついでに調べておくか」程度の、気軽な気持ちで採血に応じたのです。
病気が判明
そこには、はっきりと「陽性」の二文字が並んでいました。
「……陽性? ということは、私がリウマチなの?」
頭の中が真っ白になり、医師の声が遠のいていくのを感じました。当時の私にとって、リウマチとは「高齢者がなり、徐々に関節が曲がって動けなくなる病気」というイメージ。33歳、これからもっと動きたい、働きたいという時期に突きつけられた事実は、あまりに重く、絶望という言葉以外の何物でもありませんでした。
実は30代にも多い「関節リウマチ」
「関節リウマチ」と聞いて、どのようなイメージを持つでしょうか。「おじいちゃん、おばあちゃんが患う病気」――そう思っている方が多いかもしれません。しかし、事実は異なります。実はリウマチが最も発症しやすいのは、30代~50代の女性。まさに働き盛り、子育て世代の女性たちを襲う病なのです。
リウマチは一般的に、発症初期に強い症状の波があり、適切な治療を行うことで年々落ち着いていくパターンが多いと言われています(※個人差があります)。私の場合、ヨガやダンスで日常的に関節に負荷をかけていたことが幸いし、人より早く異変に気づくことができました。医師からも「この早さで受診したのは正解だった」と言われました。
恐ろしいのは、多くの人が「ただの腱鞘炎」や「加齢による痛み」だと思い込み、受診を先延ばしにしてしまうことです。リウマチは発症からいかに早く治療を始めるかが、その後の人生を左右します。早期治療こそが、関節へのダメージを最小限に食い止める唯一の手段なのです。
「早く見つかって良かった」とはいえ、発症からの数年間は、想像を絶する苦難の連続でした。
● 薬の副作用に苦しみ、症状が悪化すれば文字通り立ち上がることさえできません。
● 膝が曲がらず、歩行が困難になる
● 握力がなくなり、ペットボトルのキャップが開けられない
●「えっ、こんなところも関節なの?」と驚くような細かな部位まで激痛が走る
昨日まで当たり前にできていたことが、ひとつ、またひとつと出来なくなっていく恐怖。
詳しくは後編へ続きます。
<文・イラスト/まなたろう 監修/前田俊恒(まえだ整形外科リウマチクリニック 院長)>
【監修者プロフィール】
前田 俊恒(まえだ としひさ)
まえだ整形外科リウマチクリニック 院長
医学博士/整形外科専門医/リウマチ専門医/リハビリテーション科専門医
肩こり・腰痛・関節痛などの慢性疼痛から、関節リウマチ、骨粗鬆症まで幅広く診療。
日常生活に根ざした運動指導・セルフケアの啓発にも力を入れている。肩や膝、腰の痛みなど日常の体の不調やリウマチの診断、薬物治療や啓蒙活動についても、医学的根拠に基づいた分かりやすい解説を行っている。
【まなたろう】
多岐にわたって興味があるアラフォーライター。コーヒーが好きでコーヒーソムリエ資格取得。海外に12年ほど住んでいたため、英語はそこそこ堪能。
![美酵 ビファ クレンズドリング 栄養機能⾷品 30包約30日分 [ 発酵 と マグネシウム の力で 美容と健康をサポートし 満腹感 のある 置き換えダイエット ]](https://m.media-amazon.com/images/I/51FnYyHl-kL._SL500_.jpg)
![明治薬品 シボラナイト2 150粒(30日分) [シリアルナンバー付] [ ダイエットサプリ ブラックジンジャー ポリメトキシフラボン 腹部の脂肪を減らす ]](https://m.media-amazon.com/images/I/41U8wqxGJVL._SL500_.jpg)



![hiritu(ヒリツ) バランスリペアシャンプー&ヘアトリートメント オーロラ [シリーズ最高峰のツヤ] きらめき髪 ツヤ髪 浮き毛パヤ毛抑制 ダメージ毛を集中補修 PPT系洗浄成分 アミノ酸系洗浄成分 毛髪補修成分 カシス&パチュリの香り 香水シャンプー](https://m.media-amazon.com/images/I/41FoHN-YVXL._SL500_.jpg)





