2026年1月8日、冨永愛の息子でモデルの冨永章胤が、Instagram上に新年の挨拶を投稿した。キャプションには「餅うまー!」と書き、びよーんと伸びる餅を食べる横アングルがきらめく。


 コメント欄に印象的な評言があった。「全方位男前」。確かにどのアングルから眺めても男前感は際立つ。2025年にはハンバーガーを食べる正面アングルのカットを投稿し、これまた男前だった。

 こうした冨永章胤アングルの話題はネットニュースで取り上げられることが多い。海外のランウェイでも注目を集めるその魅力とは? イケメン研究家・加賀谷健が解説する。

「血筋」を意味する名前

「母親は超有名スーパーモデル」195cm長身・20歳モデルが...の画像はこちら >>
 17歳でニューヨーク・ファッション・ウィークにデビューしたスーパーモデル冨永愛には、20歳の息子がいる。名前は冨永章胤……。章胤の「胤」は「血筋」を意味している。そう、まさに血筋なのである。

 2022年に彼もまたモデルとしてデビューし、2023年にはMEN’S NON-NO誌オーディションでグランプリを受賞。同誌専属モデルになった。そして2025年6月、ミラノ・ファッション・ウィークのプラダのショーで彼は早くも海外のランウェイデビューを果たした。


『めざまし8』(フジテレビ系、2025年3月19日放送)でインタビューに応じた時には目標にする他のモデルは「いない」とはっきり答え、さらに「自分がどこまでいけるかの勝負なんで、この世界は」と言っていた。

 195センチの長身。美しい氷菓のようにクールで端正な顔立ち。美神のような佇まい。どんなコレクション、どんなニュールックでも彼がまとえば、たちまち不動の世界観が立ち上がる。「美」という一文字でいくら形容しても足りないくらい。

海外デビューのランウェイは宇宙的次元?

 人間国宝・坂東玉三郎が虚実ないまぜのドキュメンタリー映画『書かれた顔』(1995年)でこんなことを言っていた。「ひとつの空間をパッと区切られたときに、その区切られた中にパッと宇宙観を表現出来る人たち。それが演技的な人たちだと思っています」。

「演劇的な人たち」をランウェイモデルに置き換えてもいいだろう。世界中のランウェイを歩く章胤は、まさにその一足ごとに「宇宙観」が表現されている。

 プラダのショーに出演した章胤を見ればそれがよくわかる。彼が登場したのは50ルック目だった。
ランウェイに一歩踏み出してすぐに目を引く。超ショート丈がパツパツのブルーのショーツ。何だこれは。これがワールドワイドなファッションの世界線なのか……。

 と、ファッションに疎いこちらとしては理解に困るのだが、章胤が身につけるアイテムとしては妙に納得してしまう。着させられている感なんてもちろんない。世界のランウェイを歩くことを許された者だけがそれを装着でき、悠然と闊歩できる。しかも海外デビューの場で。

 日本人モデルがちょっと海外のランウェイを歩きました、ではない。スーパーモデルの息子もやっぱりスーパーモデルという宇宙的次元の話だ。

「全方位男前」と評判の規格外モデルとして

 もはや神々の世界を眺めているような気さえする。プラダのランウェイを闊歩した冨永章胤を、美術館で美神の彫像を自由に鑑賞するように眺める。


 そういう自由が許されるなら、ブルーのショーツ下にニョキっと伸びる雄々しい美脚にすぐさま目うつろいしてもいいだろう。

 美脚を美脚で補強したように美しい。ただただ美しい、このニョキっと感。するとどうだろう。ランウェイの外でオフな状態でいるときの章胤にもニョキっと美しい魅力があった。

 本人のInstagramに投稿(2025年10月16日)された一枚。お台場で射的を楽しみ、ハンバーガーにかぶりついた前なのか、後なのか……。

 テーブルにうなだれた姿勢から伸びる左腕。腕時計にガチッとホールドされているのも相まって、この左腕が見事なニョキっと感を醸している。他の写真もどんなアングルから見ても美しい。

 ネットニュースになった2026年投稿(1月8日)写真に対するコメントを読むと、「全方位男前」と書かれている。すべてが規格外のモデルとして宇宙でも評判になるかもしれない。


<文/加賀谷健>

【加賀谷健】
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修
俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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