誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。
「人気がある女性」が大きく変わった
婚活現場では大きな変化が起こっています。マッチングアプリの普及により、若い利用者が格段に増えました。さらにコスパ・タイパがよいという理由から、20代半ばで結婚相談所に登録する人も増えたのです。その結果、アラフォー以上の女性、とくに昔の価値観からアップデートできない人は苦戦を強いられてしまいます。
ご相談にきた麻衣子さん(40歳・仮名)は金融機関で営業職として働いています。大手結婚相談所で活動していますが、うまくいっていないそうです。
同年代男性とは会えず、唯一の同い年男性は欠けた歯をそのままにしているような人でした。悪い人ではなかったのかもしれませんが、歯抜けに衝撃を受けて会話の中身が頭に入ってこなかったそうです。
女性も年収を公開したほうがいい時代に
麻衣子さんのプロフィールを見せてもらうと、年収が非公開でした。年収は約600万円とのこと。「なぜ年収が非公開なのでしょうか?」
「結婚相談所から年収のことは何も言われなかったです。年収が高いと男性が引くから公開しない方がいいと、昔言われたことがあって」
20代後半のころにも婚活をしたことがあったそうです。
令和で婚活しているのなら、年収公開した方が男性からの印象はよいのです。麻衣子さんのように正社員で年収が高めな女性ほど、公開すべきです。でも、昔「やめたほうがいい」と言われたことを、まじめな人ほど守ってしまいます。
例えば、大手結婚相談所IBJが1万人超のデータを分析した『成婚白書2024』によると、「年収公開」した女性の成婚率は46.1%、「年収非公開」の女性の成婚率は24.0%。明らかに、公開したほうが成婚率が高いのです。
また、この白書では、女性の年収別成婚率も分析しています(年収公開した人のみ)。どの世代でも、「年収300万円未満」よりも「年収500~600万円」「600~700万円」の成婚率が高いです。
つまり、「年収が高いと男性が引くから公開しない」というのは、とてももったいない判断なのです。
「女性から誘うと大事にされない」は昔の話
麻衣子さんは写真や自己紹介文も古風でした。本人も食べることは好きらしいのですが、料理好きで家庭的をアピールし、写真も白ブラウスです。営業職でコミュニケーション力が高いのに、そういう長所が伝わるものではありませんでした。
「そんなことないですよ。どんなデートが楽しめるかイメージできる女性のほうがいいですよ。
『お相手に飲めることは求めておりませんが、もし飲むのが好きな方にお会い出来たら、一緒にビアガーデンに行きたいです』とか書いてあったら楽しそうって思えるじゃないですか」
「女性からデートの提案するのって、よくないのかと思っていました」
「どういうこと?」
「男性は苦労して手に入れた女性を大切にするから、自分からデートを提案すると、大事にされなくなるってことないでしょうか?」
90年代~2000年代の恋愛テクニックの害
麻衣子さんが言っているような説は、90年代~2000年代によく言われた恋愛テクニックなのです。そのおおもとのひとつは、アメリカで1995年に出版された『ザ・ルールズ』という恋愛指南本です。28か国で出版され、300万部以上も売れたという同書は、以下のようなことを説いていました。
・男性は狩人だから、追いかけさせたほうがよい。女性は控えめに。
・女性から誘ってはダメ。男性から誘わせよう
・初デート代は男性に支払ってもらおう。
・メールの返信は24時間たってから。
・誘われてもすぐOKしない。
・デートの提案は男性任せ。
令和になっても、いまだにデートプランやお店選びのセンスで、男性の愛情を測ろうとする女性はいます。でも残念ながら、受け身でデート提案を丸投げする女性ほど、女慣れした遊び人にばかりひっかかるようになる。ルールズに書いてあったような恋愛テクは、今となっては害のほうが多いのではと思います。
婚活サービスで受け身・控えめはマイナスしかない
筆者は、定価で買った靴よりセールで安く買った靴を雑に扱ってしまい、結果的に定価で買った靴のほうが長持ちしたことがあります。みなさんも似たような経験、ありませんか?その点で「苦労して手に入れたほうが大切にする」という説に一理はありますが、それは男性でも(筆者のように)女性でも同じことで、“男ウケ”とは関係ないと思います。
それに、現代の婚活は、婚活そのものが苦労なのです。苦労が多い婚活の中で、受け身で手間がかかる女性をわざわざ選ぶ理由などありませんよね。
デートプランは女性が提案したっていいし、女性からデートに誘ってもいい。同時に複数人と会える現代の婚活においては、そうした積極的な女性のほうが勝ち抜きます。
LINEの返信が早い女性のほうが成婚しやすい
男女の大学進学率も初任給も大きく差があった時代の恋愛テクニックは、今では役に立たないことのほうが多いかもしれません。私の感覚だと、LINEのレスポンスが早い女性はだいたい結婚してゆきます。24時間後に返信するような女性のほうが、結婚は難しいのが現代です。
そもそも、“男性は狩人”説も、北枕や茶柱と同じような根拠のない迷信です。
麻衣子さんは年収を公開し、プロフィール写真も撮り直して軌道修正すると約束してくれました。
男女の出会いの場で、こうやったほうがよいと思い込んでいるテクニックは、いつの時代に聞いたものでしょうか?
<文/菊乃>
【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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