2025年2月に8人体制でリブートしたtimelesz(旧Sexy Zone)。

 多くの新規ファンを獲得し大ブレイクした彼らは、2025年を象徴するアイドルグループと言えるでしょう。


 8人体制となってすぐの2025年4月からフジテレビ系でレギュラー冠番組『タイムレスマン』がスタートし、10月からは日本テレビ系でもレギュラー冠番組『timelesz ファミリア』がスタート。

 この両番組は今のところ深夜帯で放送しているものの、『タイムレスマン』は今春からGP帯に昇格予定という報道が出ています。また、TBSとテレビ朝日でも特番でtimeleszの冠番組が放送されたのです。

 もちろんアーティストとしても絶好調。リリースしたシングルもアルバムも、リブート以前も含めた自己最高となる初週50万枚セールスを突破しており、東京・大阪でドーム公演を成功させています。

なぜかtimeleszに集中する炎上騒動や誹謗中傷の声

 そんな新体制発足1年足らずで売れに売れまくったtimeleszですが、実は多くのファンと同時に多くのアンチも抱えるグループとなっているのです。

「なぜtimeleszは叩かれるのか?」爆売れの陰で「アンチ...の画像はこちら >>
 まず、Sexy Zone時代からのオリジナルメンバーである菊池風磨さんは、リブート当初に新メンバーの原嘉孝さんの容姿を執拗にイジったことなどを理由に、たびたび炎上していました。また、新メンバーの篠塚大輝さんが2025年11月に出演した『めざましテレビ』(フジテレビ系)で一発ギャグを披露することになったのですが、その内容が高齢者虐待を想起させるものだったため、これまた炎上。

 菊池さんのケースしかり、篠塚さんのケースしかり、炎上には本人の言動に問題があったことは大前提ではあるものの、timelesz自体が炎上しやすい火種を抱えているグループだという背景もあるのです。

 実際、多くのSTARTO ENTERTAINMENT所属のアイドルグループが集まり、2025年の大晦日から2026年の元日にまたいで開催された「COUNTDOWN CONCERT 2025-2026 STARTO to MOVE」、通称「カウコン」でも騒動が勃発。一部の観客からtimeleszメンバーへの誹謗中傷が激しかったと言われており、問題視されたのです。

旧ジャニグループとしてかなり異例のオーディション

 ではなぜ、timeleszにはアンチが多く、バッシングされやすくなってしまっているのでしょうか? その理由を知るためには、timeleszが現体制に至るまでの経緯を振り返っておく必要があります。

 まずtimeleszは、旧ジャニーズ事務所の実質的な後継会社であるSTARTO ENTERTAINMENT所属のグループ。もともとは旧ジャニーズ時代の2011年に5人組グループ・Sexy Zoneとしてデビューしています。


「なぜtimeleszは叩かれるのか?」爆売れの陰で「アンチ急増」のワケ。炎上が相次ぐ根本的な理由と“純血主義”の壁とは
菊池風磨さん(左)佐藤勝利さん(中央)松島聡さん(右)画像:ユニバーサル ミュージック合同会社 プレスリリースより
 ただ、Sexy Zoneは2022年12月にマリウス葉さんが脱退、2024年3月に中島健人さんが脱退しており、中島さん脱退翌月の2024年4月から残った佐藤勝利さん、菊池風磨さん、松島聡さんの3人でtimeleszに改名。それと同時に新メンバーオーディションを開催すると告知したのです。

 10ヵ月間にもおよんだオーディションは『timelesz project』、通称『タイプロ』としてNetflixで独占配信されブームが巻き起こります。そして寺西拓人さん、原嘉孝さん、橋本将生さん、猪俣周杜さん、篠塚大輝さんの5名が合格し、2025年2月から8人体制となったのです。

キーワードは“伝統・純血”…新メンバーの出自

 重要なポイントとなるのが新メンバーの“出自”。

「なぜtimeleszは叩かれるのか?」爆売れの陰で「アンチ急増」のワケ。炎上が相次ぐ根本的な理由と“純血主義”の壁とは
画像:ユニバーサル ミュージック合同会社 プレスリリースより
 寺西さん、原さんは旧ジャニーズ時代から事務所に所属しておりジャニーズJr.(以下ジュニア)歴があったのですが、橋本さん、猪俣さん、篠塚さんは外部からの一般参加組だったのです。問題はここ。

 旧Sexy Zoneのファンに限らず、ジャニーズアイドルグループのファンのなかには一定数、ジュニア期間という下積みを経てデビューするという伝統を重んじる層がいます。そのためジュニア経験のない3人は“純血”ではないという見方をする人もおり、彼らのことを「一般人」「素人」などと揶揄する人も少なからずいる模様。

 特に篠塚さんは歌もダンスも未経験だったこともあり、槍玉に上がりやすい存在でした。一方、菊池さんが一般参加OKのオーディション開催の立案者だったため、“伝統・純血を汚した張本人”的に快く思っていない旧ジャニファンもいるようなのです。

「一般人」「素人」という声は的外れだったのか?

「なぜtimeleszは叩かれるのか?」爆売れの陰で「アンチ急増」のワケ。炎上が相次ぐ根本的な理由と“純血主義”の壁とは
画像:ユニバーサル ミュージック合同会社 プレスリリースより
 ジュニア歴は人それぞれで期間の長短はあるものの、今もっとも国民的アイドルグループに近いSnow Manには、ジュニア歴10年以上のメンバーが多数おり、そういった下積み時代の長さが“推す”きっかけになることがあるのも事実です。

 また、篠塚さんの『めざましテレビ』炎上騒動は、下積み期間がほとんどなかった彼が、テレビなどのメディアに出るうえで最低限必要なモラルやリテラシーを欠いていたことが一因とも言えるでしょう。
そのため「一般人」「素人」と批判するのは、必ずしも的外れとも言い切れないところも……。

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『タイプロ』の大ヒットによって、それまで旧ジャニーズ系アイドルに興味がなかった層のファンを多数獲得したtimelesz。しかし、もともとの旧ジャニーズファンのなかには外部合格の新メンバーを受け入れられないという心理もあり、それがアンチも多い理由となっているのです。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は @SakaiyaDaichi
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