冒頭、学生時代から「男女」「オカマ」と馬鹿にされ、学校の用具室で男子生徒複数人から羽交い締めにされ、ズボンを無理矢理脱がされるなど、早々に心がえぐられるシーンが相次ぐ。さらには、助けを求めるケンジに、「君にも悪いところ、あるんやない?」「ナヨナヨせんと、もっと男らしくしたらええと思うよ」と諭す先生の威力も半端ない。その優しい口調が、より救いのなさを印象づける。
困難を抱える人に対し、「『助けて』と声を上げては?」という“アドバイス”が向けられることは珍しくない。もちろん、その通りではあるが、周囲や世間の無理解がSOSを潰してしまうことは往々にしてある。助けを求めても「自己責任」で片付けられた経験が、より一層「助けて」と声を上げにくくさせているのかもしれない。セクシャルマイノリティの人を含め、困難を抱えている人に“正論”や“最適解”を送ることが、かえって溝を深めてしまう可能性も感じた。
エンタメとドキュメンタリーのバランス
凄惨な加害シーンに加え、性転換手術(性別適合手術)によって女性の身体を手に入れた愛が、交際中のダンサー・タクヤ(吉村界人・33)の実家を訪れた際、タクヤの家族から「あんたは子どもは産まれへん」「タクヤは子ども好きや。そんなタクヤがあんたと一緒にいると、あの子の人生の笑顔が一つ減るんや」と別れるように懇願されるシーンなど、さまざまな切り口で愛は追い詰められる。
色気を封印した、斎藤工の説得力
実在する形成外科医・和田耕治氏を演じた斎藤工(44)も、本作の魅力と言っていい。本作は愛の半生だけではなく、和田の物語も描き出している。患者ではなく患部しか見ていない外科医に違和感を覚える和田。ケンジとの出会いをきっかけに明確な信念を持って邁進していく姿はカッコよく、和田の成長記として見ても面白い。
軽やかな演技が光るあの役者
オーディションで主役に選ばれた18歳の新星・望月春希の演技力は非常に高く、スター誕生の瞬間に立ち会えたような高揚感を与えてくれる。また、色気封印で独自の存在感を放った斎藤など、存在感を放つキャスト陣の中で、愛の交際相手だったタクヤを演じた吉村界人にも触れたい。
本作でも出番自体は少なくないが、作品の陰の空気を緩和させる役割を見せ、タクヤが映るたびに安心感を覚えた。
セクシャルマイノリティの人たちのことを考える想像力を養い、それでいてエンタメとしてもハイクオリティな本作。ぜひ見てみてはいかがだろうか。
<文/望月悠木>
【望月悠木】
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。
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