アイドルとしても俳優としても絶好調のKing & Prince(以下、キンプリ)の永瀬廉さんが、さらなる存在感を増しています。

2023年にグループから平野紫耀さん、岸優太さん、神宮寺勇太さんが脱退した際には、永瀬さんと髙橋海人さんの2人きりになってしまったキンプリを心配するファンが続出。
移籍しNumber_iとしてムーブメントを巻き起こしてきた平野さんらと比べると、キンプリは劣勢との見方が多かったと思います。

ですが、ここにきて日曜劇場『リブート』(TBS系)への出演を追い風に永瀬さんの実力に人気や注目度が追い付いてきた印象です

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「しょうれん」コンビがキンプリとNumber_iに分裂

永瀬さんと平野さんはキンプリ結成前のジュニア時代から完璧な王子様ルックで「しょうれん」コンビと呼ばれ、ライバルとして切磋琢磨し合ってきました。ただ、いつも前を歩いてきたのは平野さん。

キンプリのデビュー曲『シンデレラガール』は、平野さん出演ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』の主題歌で、実質平野さんのセンター曲。また雑誌『ViVi』(講談社)の「国宝級イケメンランキング」でも2019年に平野さんが、その後の2020年に永瀬さんが“殿堂入り”を果たしました。

「キンプリが劣勢」は過去の話? 永瀬廉、平野紫耀らと“別々の道”でいま注目される理由
画像:『ViVi』永瀬廉 国宝級イケメンランキング1位記念(講談社プレスリリースより)
平野さんがNumber_iとして岸さん、神宮寺さんと共に2024年にデビューしてからは、世間的に勢いがある印象を受けたのはNumber_iでした。デビュー曲『GOAT』をはじめとするシングルやアルバムリード曲MVは数千万から1億再生を記録。

一方のキンプリは、2人体制となって初のシングル『なにもの』MV以降、1000万再生も難しい状況。旧ジャニーズ事務所の流れを汲むSTARTO ENTERTAINMENT(以下、SE社)に残ったキンプリは、その後塵を拝しているとも見られてきました。

彼らに責任は全くありませんが、2024年の『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)では事務所問題が絡み出場できなかったキンプリ、デビュー年にして初出場を決めたNumber_iと、明暗が分かれた形になりました。

「キンプリが劣勢」は過去の話? 永瀬廉、平野紫耀らと“別々の道”でいま注目される理由
画像:Number_iオフィシャルファンクラブサイトより
ただ、永瀬さんはSE社に残ったからこそ出来る活動をじっくりと積み重ねてきました。平野さんらがキンプリを脱退した際、永瀬さんは俳優としての個人仕事にも重きを置いていたため、事務所に残ったと報じられています。

着実に経験を重ね、『リブート』では新境地を開拓

永瀬さんは、それまでも連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合)、『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)などで憂いのある青年を好演してきました。

キンプリが2人体制になってからは、『東京タワー』(テレビ朝日系)で人妻に溺れる大学生役を色気たっぷりに演じ、『御曹司に恋はムズすぎる』(カンテレ/フジテレビ系)では、ポンコツ御曹司役でコミカルに振り切った姿も披露。
着実に役者としての幅を広げてきました。

「キンプリが劣勢」は過去の話? 永瀬廉、平野紫耀らと“別々の道”でいま注目される理由
画像:オシドラサタデー『東京タワー』テレビ朝日公式サイトより
そして現在、話題の冬ドラマ『リブート』でさらなる新境地を切り拓き、話題を集めています。同作で永瀬さんは第4話まで、鈴木亮平さん演じる主人公を追い詰める裏組織の実行役・冬橋航として、極悪で冷徹無慈悲な表情を見せてきました。

手を下すと決めた相手に一切の容赦をせず、淡々と銃口を突きつける恐ろしくて美しい眼を持つ冬橋には、これまでに見たことのない永瀬さんの表情が沢山詰め込まれています。

その上、第5話では、自身が運営するNPO法人「しぇるたー」で、保護された子どもに優しく手料理を振る舞う冬橋のもう一つの素顔が明かされました。子どもと接する冬橋のピュアな瞳は、冷酷な実行役と真逆すぎて、そのギャップに女性視聴者が次々と撃ち抜かれています。

永瀬さんは、この『リブート』での好演が反響を集めているだけでなく、2人体制となったキンプリとしても大きな波に乗りつつあります。最新アルバムリード曲『Theater』は「センス良すぎる」とバズり、SNSでの総再生回数が約2億回を突破。

また50TA(狩野英孝さん)から提供を受け「差し上げます!」「頂きます!」のコール&レスポンスが楽しい『希望の丘』も好評で、東京ドーム公演も大成功させました。

さらに俳優でも絶好調。永瀬さん主演で、キンプリが主題歌も担当する3月公開予定の映画『鬼の花嫁』(松竹)では、吉川愛さん相手に真っすぐなラブストーリーが展開されます。

俳優&アイドル、どちらも妥協しない姿勢

「キンプリが劣勢」は過去の話? 永瀬廉、平野紫耀らと“別々の道”でいま注目される理由
CD「Waltz for Lily」(Universal Music)
俳優業、アイドル業どちらにも妥協せず、諦めることをしなかった永瀬さん。
かつての盟友でNumber_iとして本格ヒップホップ路線を突き進む平野さんとは全く別軸で、SE社ファンが望むキラキラ王子であり続けながら、新たな面も次々と覗かせてくれています。

永瀬さんは、SE社に残った強みを生かしながら、個人活動とグループ活動のハイブリッドで着実に新規ファンを獲得しており、その勢いは留まることを知りません。

<文/こじらぶ>

【こじらぶ】
ライター・コラムニスト。上智大学大学院外国語学研究科修了・言語学修士。ドラマ、男性&女性アイドル、スポーツ、エンタメ全般から時事ネタまで。俳優、アイドルなどのインタビューも。X: @kojirabu0419
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