タレントのイモトアヤコさん(40歳)が、2月27日公開の映画『木挽町のあだ討ち』で時代劇に初挑戦! 正名僕蔵さん演じる小道具方・久蔵の妻・お与根役で、芝居小屋の森田座で小道具を作る夫を支える妻を好演しています。

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 イモトさんは私生活でも2019年に結婚。
妻として、母親としても奮闘する日々です。「40歳になることが楽しみだった」と語るイモトさんに充実した40代を送るための心がけなど、さまざまなことを聞きました。

「40歳になることが楽しみだった」

――この1月に40歳になられ、Instagramに<自分らしい40代を体現してみました>とAIアートのような決意の投稿もされていたかと思いますが、節目を迎えて気持ちも変わりましたか?

イモトアヤコ(以下、イモト):あ、あれAIだと思いました!? ほかの方もそう言っていたのですが、あれ実写なんですよ。これは……遺憾ですね(笑)。自腹でスタジオを借りてちゃんと小道具を着て、個人的に撮ったんです。背景は合成的なモノですが、わたし自身は実写です(笑)。その前のスポーティーなモノクロの一枚のほうが40代の決意表明ですね。去年39歳の夏くらいに思いついて、これも40歳のチャレンジかなと思って。

――そのモノクロ投稿にも書いてありますが、40歳だけでなく、さまざまな節目の一年なんですよね。

イモト:そうなんです。40代だけでなく、異国に行くお仕事を始めて20年。ラジオパーソナリティも10年。パスポートが5冊目、結婚して5年? もしかしたら6年目かもしれませんが(笑)、いくつもの数字がリンクしました。
40代になったからといってとりたてて変わったことはないのですが、気分的にはすがすがしいですかね。

女性は歳を重ねることに悲観的な気分はあると思うんですけど、わたしは40歳になることが楽しみだったので、これが40歳かという感じです。歳を重ねるほどセーラー服と眉毛も、もしかしたら味が出てくるかもしれないなと(笑)。このままいい50代を迎えられたらいいなと思っています。

30代半ばから食事や運動をより意識

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イモトアヤコさん
――フィジカル面の変化については、意識していますか?

イモト:実は30代半ばくらいからそういうことを意識して生活していて、食生活や運動に気をつけています。20代はノーケアでロケができていましたが、たぶんこの先ノーケアだとケガをするかもしれないですし、食事に気をつけ、ジムにも行き始めました。強がりと思われるかもしれないけれど、いま20代くらいの体力があります! 20代のときよりも疲れていないような気がするんです。

――土鍋で炊いた朝ごはんもネットニュースになっていましたよね。

イモト:結婚を機に料理を始めたので、30代くらいから(食生活は)変化しつつあったのかもしれません。まわりの人から「40代からガクっとくるから」「40代からは全然違うよ」みたいなことをすごい聞いていたので、その言葉が頭に残っていたのかもしれない。そういうことを言う人がまわりに多かったんですよ。なら、そうならないようにすればいいのかなと。

初めての時代劇。
演じたのは“できた女性”

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Ⓒ2026 「木挽町のあだ討ち」製作委員会 Ⓒ2023 永井紗耶子/新潮社
――そして人生でもベストコンディションの状態で、今回新たに映画『木挽町のあだ討ち』で時代劇に初挑戦されましたね。

イモト:そうですね(笑)。ミステリーの要素もありつつ、それだけじゃない展開に驚きました。仇討ちのシーンも美しかったですし、映像に音楽が載ることによってアートと言いますか、こうやって映画が作られるのかと、完成した映画を観て感動しました。そうそうたる演者の方々の演技力も素晴らしかったです。

――演じられたお与根について教えてください。

イモト:芝居小屋の森田座で小道具を作る、正名僕蔵さん演じる小道具方の久蔵さんの妻役です。原作を読むと、5歳くらいで息子を失くしているという深いストーリーが彼女にもあり、登場人物がそれぞれ人生を背負って今があるという感じなのですが、久蔵さんはほとんどしゃべらないので、その分、嫁のわたしが説明したり、その場を明るくしようとふるまったりします。

――久蔵・お与根の夫婦関係は、どう理解して演じましたか?

イモト:お与根さんは旦那さんのお仕事や旦那さんのことをリスペクトしていると思っていて、わたしの実際の夫婦関係もそこは似ているなと思いました。ただ、わたしは気になることがあると根掘り葉掘り聞いてしまうので、そういう意味ではそっと寄り添うお与根さんは素晴らしい女性だなと思います。

あと人のために動きますし、サービス精神がすごく旺盛で、こういう女性になれたらいいなというあこがれはありますかね。引いて見守ることは、わたしにはできていないかな(笑)。
できた女性なんですよ。

夫婦円満の秘訣は?

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イモトアヤコさん
――互いにリスペクトし合うということですが、そこも含めて夫婦円満の秘訣は何でしょうか?

イモト:だいぶ夫は我慢していると思うんですけどね……。夫は優しいのでケンカにまではならないんですけど、わたしの中では何か起こってもなるべくその日のうちに解決する、次の日に持ち越さないことを心がけています。それが円満の秘訣かどうかはわからないんですけど。

モヤモヤを溜めると、溜めて溜めて爆発して、「あのときもそうだった!」なんて、そのとき関係ないことまで引っ張り出してきて、大ゲンカになっちゃうじゃないですか。それがよくないなと思っていて、これがいい関係維持の秘訣なのかどうなのか(苦笑)。向こうは毎回大変だなと思っているかもしれませんが、わたしなりのやり方ですかね。

――仕事・母親・妻、いくつもの役割があると思いますが、どうバランスを取られていますか?

イモト:それが上手く取れていないんですよね。器用にこなせないから仕事の時は仕事に集中したいので、バランスというより切り替えを上手くしているような感じです。ただそれは、子どもが生まれたことによって、できているところがあります。

仕事でどれだけミスをしたとしても、家に帰れば、今はもう忘れられる生活環境なんです。そこはいいのかなと思いますね。家事もあり、やらなければならないことが山ほどあるので、いつまでも仕事を引きずらないというか、切り替わります。


仕事は「20年やっていてもいまだにわからないことがある」

――ちなみに今はどの仕事が楽しいですか? 20代の頃は海外ロケなどで大忙しだったかと思いますが。

イモト:海外ロケ、今でも楽しいですよ。20年やっていてもいまだにわからないこともありますし、難しいんです。その難しいところが楽しいのかもしれないですね。メンバーも若いスタッフさんになってきて、今までの自分は指示を仰げばよかったけれど、だんだんとこちらが先輩として何か言ったほうがいいのかなとか、その変化も含めて楽しいし、難しい。

――20年間の歴史も感じますね。

イモト:長いというのもあるんでしょうね。委ねておけばよかったものを、だんだんとそれでは成り立たなくなってきたり、でもその場その場で臨機応変に対応していくことが意外と楽しいのかなと思っています。

訪れた国は世界196か国中、122か国

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イモトアヤコさん
――これから40代で挑戦したいことは何でしょうか?

イモト:国でいうと世界には196か国あるのですが、122か国行っているんです。けっこう行っていますよね

――それはかなりすごいですね!

イモト:そうなんですよ(笑)。なので残りの国も行ける範囲で行きたいなという目標と、あと今回時代劇をやらせていただいて和装を気に入ったので、もしもチャンスがこの先もあれば、もっと時代劇・俳優業もやってみたいです、あとは車中泊できるハイエースを去年買ったので、日本中を旅してみたいですね。海外ばっかりだったので。

――人としては、どのような女性になりたいでしょうか?

イモト:人に優しく、ですかね。
夫には我慢してもらっているところもあるから、思いやりと想像力をもって家庭を頑張ろうと思います。どうしても仕事が忙しくなると、そこを怠ってしまう自分がいるので、怠っていることに早めに気づいていきたいと言いますか。

ただ、まず自分が元気で幸せでないと、人には優しくなれないと感じているので、まずは自分のコンディションをよくすることが大事だと思うんです。そうすれば自然と人にも優しくなれる気がするので、そういう40代を目指したいですね。

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イモトアヤコさん


<取材・文/トキタタカシ 撮影/塚本桃>

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「木挽町のあだ討ち」


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【トキタタカシ】
映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、インスタグラムにて写真レポートを行うことも。
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