骨格から好印象を設計する印象設計専門家の池田曜央子(いけだ・ようこ)です。元建築士という経歴を活かし、感覚やセンスに頼らず理論で似合わせるメイクや外見づくりを、書籍『骨格補正メイク』などを通して提案しています。


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メイクレッスンや第一印象コンサルティングを開催している中で、いろいろなお悩みを耳にします。

「年々まぶたがたるみ、目の縦幅が小さくなってきてる……」

40代頃から、そのように実感する方も多いのではないでしょうか。

もともと二重だった人は奥二重っぽく、奥二重だった人は一重っぽく、一重だった人はまぶたの皮膚がかぶって黒目が小さく見える――など。年齢とともに目の印象は確実に変化していきます。

「アイシャドウもアイラインも入れているのに、あまり変化を感じない……」目ヂカラを出そうといろいろ工夫しているのに、報われないのはなぜ!?

今回は、これまで3000名以上の顔の分析を行ってきたその経験を元に、一重まぶたや奥二重のアイメイクがいまひとつ変わり映えしない人に向けて、よくある原因と効果的に目元を演出するポイントを解説します。

顔が地味!一重まぶた・奥二重さんの“ありがち地味メイク”と、華やか顔に激変させるコツ3つ
こんなに変わった!華やかアイメイクのコツとは?

原因① 塗る幅が狭すぎる

 一重まぶたや奥二重の人は、「アイラインを太く入れる、濃い締め色を入れる、ラメで立体感を出す」など、さまざまな工夫をしていることが多いのですが、実は効果を十分に発揮できていないケースが少なくありません。

 年齢とともにまぶたが下がると、まつ毛際が皮膚に隠れて見えにくくなるので、まぶたを持ち上げてアイシャドウやアイラインを入れても、目を開けた瞬間に隠れてしまいます。結果「アイメイクしていない人」に見えてしまうのです。

【解決策】途中で目を開けて確認しながら塗る
 アイメイクは一気に仕上げず、途中で必ず目を開け、正面から鏡で確認しながら少しずつ進めてください。“目を開けた状態で色が見えているか”を基準に、塗る位置を調整します。仕上がりの完成度を決めるのは、目を閉じた状態ではなく“開けた時の状態”です。

顔が地味!一重まぶた・奥二重さんの“ありがち地味メイク”と、華やか顔に激変させるコツ3つ
目を開けて見える範囲を確認して塗る

原因② 塗る量が少なすぎる

 もう一つ多いのが、「発色しないほど薄く塗っている」ケースです。なんでそんなに薄く塗るのか生徒さん達に聞くと、「どこまで濃くしていいのかわからない」「濃いメイクの痛いオバさんになりたくない」とのこと。

 その気持ちはよく分かるのですが、色が認識できないレベルでは、アイシャドウ本来の“目幅を拡張する効果”は発揮されません。


【解決策】
 オレンジ、コーラル、ピンクなど肌なじみのいい色であれば、思っているよりしっかりのせても自然に馴染んでくれるものです。さらに、ラメよりもマットな質感を選ぶことで、ナチュラルで上品な目元に仕上がります。

 メイクをより効果的に見せたい人は、ぜひ「必要最少量(必要な量を確保した中での最少量)」を意識していただきたいと思います。

理由③ まつ毛が持ち上がっていない

 まつ毛を根元から持ち上げると、一緒にまぶたも持ち上がるのをご存じでしょうか。

「私はちゃんとビューラー使ってます」という生徒さんに、いつものようにやってもらうと、多くの人がまつ毛の途中から折るようにカールさせています。そのように途中で折れてしまうと、まつ毛は短く見え、目の縦幅も強調されず、非常にモッタイナイ状態になってしまうのです。

【解決策】ビューラーは根元からキュッと

 ビューラーは根元が命です。根元にしっかり当てキュッと圧をかけることで、目の縦幅が出て、印象が大きく変わります。

顔が地味!一重まぶた・奥二重さんの“ありがち地味メイク”と、華やか顔に激変させるコツ3つ
目の縦幅が変わる

大人の目元は、3つの工夫で変わる

 年齢を重ねると、目元の見え方は確実に変化しますので、昔と同じメイクでは、いまの目元に合わなくなるのは当然のこと。

 でもだからといって、何か新たなアイテムを足したり、工程を増やす必要ははありません。アイテムも工程も増やさずに、前述したような“ちょっとした工夫”をすればいいだけ。

 目を開けてどう見えるかを確認、塗る範囲と量を調整、まつ毛は根元からカール。それだけで、やりすぎ感のない自然な華やかさが生まれます。


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メイク映えしないと悩んでいたKさんも、華やかで大人っぽく印象チェンジ
 やり方が分かったら、あとは練習あるのみ。

メイクはデッサンと同じく技術なので、上達度は練習量に正比例します。もし「やりすぎじゃないかな……」と心配になった時は、家族や職場の人などに、「変だと思ったら指摘してほしい」とあらかじめ伝えておくのもおすすめです。

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アップデートに励むKさん
春は新色も出揃う時期なので、ぜひ心が弾む旬色のアイメイクで、印象的な目元を楽しんでいただきたいと思います。

<文・写真/池田曜央子>

【池田曜央子】
(いけだ・ようこ)メイク講師。骨格補正メイク考案。一般社団法人日本骨格バランス協会代表理事。
1977年生まれ、青山学院大学経済学部卒業。建築士だった38歳のころ、愛犬の事故死でうつ状態に陥り、糖質依存となり15kgの激太り。外見差別を受けたことをきっかけに、美容・ファッションなどを学び、メイク講師として活動を開始。輪郭と顔パーツを数値で分析、骨格や年齢による変化を補正し、好印象な美人に近づける独自の「骨格補正メイク」を考案。メイク講座やスキンケア講座などで1000名を超える女性を変身させる。
43歳で-17kgのダイエットも成功させ、ミセスコンテストで特別賞受賞。著書『骨格補正メイク 顔の比率を描き変えて、一生美人!』(主婦の友社) Instagram:@ikeda.makeup ブログ
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