これまで3000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活アドバイザーの菊乃です。髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験を活かし、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。


婚活のサポートをしていると、うまくいってスムーズに結婚する方と、長期間うまくいかない方の「言動の違い」を感じます。

スムーズに成婚する方の特徴は、どんな人と会っても相手をあまり悪く言わないことです。せいぜい「とってもいい人だったけれど、〇〇な点が私は合わないと感じた」程度なのです。

一方で、うまくいかない方の特徴は、誰と会っても、相手への不満・悪口ばかりが出ることです。

男女を問わず、相手のいい面を探す人と、悪い面を探す人の違いがあるのです。先日ご相談にきた可南子さん(仮名・39歳/総務部勤務)は、まさに後者のタイプでした。

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婚活がはかどらないのは、産休の同僚のせい?

「いい男がいないんです」「好きになれる男がいないんです」という不満を婚活女性から聞くことは多いですが、可南子さんは、さらにその上を行っていました。

婚活相手だけでなく、同僚や親への不満も語り続けたのです。

例えば、会社で産休に入る同僚がいて、仕事のしわ寄せが増えて負担が大きいそう。

「好きで休んでるわけじゃないのはわかるけど、急な休みも多いし、あの人のせいで土日もぐったりしちゃう。しかも25歳で産休ってあり得ない」(可南子さん)

土日にも疲れが残っているので、余計に婚活がうまくいかないと思っているようでした。いまどき、婚活だけ集中してやっている人なんていないのですが……。

昔、彼氏との交際を反対した親への恨みも

可南子さんは学生時代に交際していた彼氏がいました。

その当時起きたリーマンショックによって、就活に大きな影響が出ましたが、彼氏は大手の公共交通機関から内定をもらったそうです。


ところが、可南子さんの母親はそんな彼氏との交際に口出しをするようになったのです。
「ブルーカラーの仕事でしょ、大卒の仕事じゃない」「土日に家にいない仕事の人とは結婚しないほうがいい」と言う母親。

よせばいいのに、可南子さんは親から言われたことを彼氏に伝えて、他の業種にしてほしいと言ってしまいました。内定が出た会社に就職するつもりだった彼からは、別れを切り出されます。

その元カレは、就職してしばらくして次の彼女ができ、すぐに妊娠がわかって入籍したそうです。

「真面目な子なら、普通は入籍してから妊娠しますよね。なんか、そういう子と結婚するタイプなんだなと思ってがっかりしました」(可南子さん)

親に対しても憤りを隠しません。帰省した時に親から「結婚しないの?」と言われたそうで、「親が反対したせいで別れてしまった。自分が娘の結婚を潰しておいてほんとうに身勝手」と憤っていました。

「最近の男はマナー知らず」と怒る39歳女性、そのマナーの中身に仰天……結婚に至らない根本理由とは
怒る女性
一方、可南子さんの就職は、親がすすめる公務員や銀行に絞って就活をしてしまい、うまくいきませんでした。内定をもらえず派遣社員として就職。彼女が正社員として働きだしたのは20代後半でした。


若いころに、自分の意志で行動していれば親のせいにしなかったのではとも思うのですが、時間は遡れないので仕方がないでしょう。すべてにおいて可南子さんは被害者ポジションにいるようです。

「デートで壁側に座っちゃう男ばっかり」

元カレの結婚を機に可南子さんは婚活を開始します。これまで合コン、街コン、マッチングアプリ、相席居酒屋、結婚相談所と、あらゆる婚活を試しました。彼氏ができたこともあったのですが結婚には至りませんでした。

今は結婚相談所とマッチングアプリで活動していますが、年々よい男性に会えなくなっていると感じているそうです。可南子さんいわく「世間知らずな男性ばかり」なのだそう。

「最近の男はマナー知らず」と怒る39歳女性、そのマナーの中身に仰天……結婚に至らない根本理由とは
可南子さん「デートで普通って壁側の席を女性に座らせますよね。自分が先に奥のソファー席に座っちゃう男性ばっかり。上座下座って習わないんですかね」

菊乃「そういうマナーは確かにあるけれど、仕事で接待とか会食の機会も昔より減っていると思うし、あまり気にしない人が増えているのではないでしょうか。あまり座席で男性を断る女性って聞きませんよ」

可南子さん「そうなんですか。座席だけで断っているわけじゃないけど。
メニューを自分だけ先に決めて『何にしますか?』って聞いてくれなかったりする男性が多いんですよ。
昔はそんな男性はいなかったけど、そういう気配りできる男性はみんな結婚しちゃうんでしょうね」

菊乃「可南子さん、“やってもらうのが当たり前”になってませんか」

お店がチェーン店だったと不満をもらす婚活女性はたまにいるけれど、席順を批判する女性はあまりみかけません。確かに、デート慣れした男性なら席まで気配りできるでしょうが、そういう男性は婚活市場にはあまりいないものです。

「結婚後も働きますか?と聞く男も、ありえない」

可南子さんは最近会った男性から、初対面で「結婚後も働きますか?」と尋ねられたそうです。

菊乃「今は気にする男性多いから、プロフィールに結婚後も働き続けるつもりって書いておいた方がいいですよ」

可南子さん「子どもを産めるか分からないし、別に専業主婦になりたいわけじゃないですけど。なんか初めに確認されて、何それって感じ。10年前に一緒に婚活していた子はみんな仕事辞めましたよ」

菊乃「時代が変わったんですよ。物価も上がっているし、育休取得率を公表したりして企業側も変わってきてますよね」

可南子さん「そうなんですけど。就活の時は普通に女性ってだけで差別されたのに。今は女も正社員で結婚後も働けって理不尽。若い子は新卒から正社員だからいいでしょうけどね」

可南子さんは不満を一通り話してすっきりしたのか、プロフィールに「結婚後も今の企業で働くつもり」と書き加えることは同意してくれました。

「相手のいいところを探す」というスキル

可南子さんの課題は、出会った相手のいいところを探すスキルを磨くことです。
このままだと誰と会っても嫌な面ばかり見えてくるでしょう。

就活のタイミングが悪かったなど、お気の毒な点はありますが、過去のことにばかり目を向けていつまでの被害者でいたら成長はできません。


<文/菊乃>

【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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