義父や義母との関係は、ほどよい距離感が大切ですよね。今回は、ホワイトデーに届いた“まさかの贈り物”に凍りついた女性のエピソードをご紹介しましょう。


義父にバレンタインチョコをねだられて

 結婚して1年目の吉岡加奈子さん(仮名・30歳)は、結婚後初のバレンタインデーに、想像もしなかった相手からチョコレートを催促されました。

義父からプレゼントをもらった30歳女性。開けた瞬間「鳥肌が立...の画像はこちら >>
「義父からいきなり『仕方ないな、甘いものは得意じゃないけど今日は特別に食べてやるか』と、さも“もらえて当然”と言わんばかりの上から目線の言い方をされてビックリしましたね」

 加奈子さんは、夫には用意していたものの、義父に渡す予定はまったくなかったそう。そもそも、義父がバレンタインチョコを期待しているなど想像もしていませんでした。

「その催促の仕方にイラッとしましたが今後の付き合いもあるので、コンビニに走って適当なチョコを買ってプレゼントしておいたんです」

 とりあえずその場は丸く収まり、義父は大げさなほど上機嫌に。まるで当然の権利を受け取ったかのような満足げな様子だったそう。
 
「それを見た夫が、軽い冗談のつもりで『千円くらいのチョコであんなに上機嫌になってくれるなら簡単だね』と耳打ちしてきたので、私も『そうだね』と深く考えずに受け流したんです」

 ところが1か月後、その出来事をはるかに上回る衝撃が待っていました。

義父からのあり得ない“ホワイトデーのお返し”

「ホワイトデーの日、差出人が義父になっている小包が自宅に届いたので『きっとお菓子か何かだろう』と気楽な気持ちで開けたら、中には生々しい黒レースのブラとショーツが入っていて……気持ち悪くてゾッとしてしまいました

 箱の中身を見た瞬間、加奈子さんは頭が真っ白になり鳥肌が立ったそう。華奢なデザインで明らかに大人向けの下着。義理のお返しという範囲を完全に逸脱した品物で、感謝や気遣いというより、個人的で生々しい意図を感じさせる贈り物でした。

義父からプレゼントをもらった30歳女性。開けた瞬間「鳥肌が立った」生々しすぎる中身とは?
画像はイメージです(以下同)
 義理の娘に対して、しかも息子を介さず直接、こうした物を選び、送りつける……その距離感のなさに強い嫌悪感を覚えたそう。

 動揺した加奈子さんは、すぐに現物の写真を撮って夫に送りました。そして、自分がどれほど不快で気持ち悪い思いをしたかを率直に伝えたそうです。

「その晩、夫が帰ってきて『本当に親父が余計なことしてごめんなさい! これは俺が送り返すから』と謝罪してくれました」

義父のプレゼントの理由にも愕然

 夫が即座に非を認め、味方の姿勢を見せてくれたことだけが救いでした。しかし、それでも疑問は消えません。

「『なぜ義父は、こんな品物を選んだろう?』そう率直に理由を尋ねると、夫は一瞬言葉に詰まり、目をそらしたんですよね」

 その態度にさらに不安を覚えた加奈子さんは『ちょっとハッキリ教えてよ!』と強く問い正したそう。


義父からプレゼントをもらった30歳女性。開けた瞬間「鳥肌が立った」生々しすぎる中身とは?
夫婦
「すると夫が申し訳なさそうに『これをつけたら孫の顔が早く見られると思ったらしい』と教えてくれたんです。正直ゾッとしてしまいました。義父が変な想像をしながらこの下着を選んでいる姿を想像すると……吐き気がしましたね」

 孫を待ち望む気持ちがあったとしても、夫婦の極めて私的な領域に踏み込み、性的なニュアンスを帯びた贈り物を“動機づけ”のように送りつける行為は、非常識にもほどがあります。そこには配慮も遠慮も一切なく、相手の気持ちより自分の願望を優先しているとしか思えませんでした。

「義父が選んだ下着を私が喜んでつけると本気で思って贈ったのならどうかしているし、もしかしてただのセクハラで私が気持ち悪がるのを見て喜んでいるのかな? と、つい勘繰ってしまいました」

「今の時代はいろいろ難しいんだな」と義父

 それ以来、夫と相談して義父とは距離を置くようになったそう。

「義父は『気を悪くしたなら申し訳なかったね。そんなに大ごとになるとは思ってなかったよ。こっちはちょっとした気持ちでやったことだったんだけど、今の時代はいろいろ難しいんだな』と本心から反省していないのが伝わってくる謝罪をしてきて、さらにイラッとしました。当然許す気なんてありませんよ」と拳を握りしめる加奈子さんなのでした。

<文・イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。
著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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