名古屋名物といえば、味噌カツやひつまぶし、手羽先などが思い浮かぶ。いずれもなかなかこってり味が濃いが、中でも「あんかけパスタ」は群を抜いている。


 あんかけパスタは、半世紀以上前に考案された日本人仕様のパスタ料理で、和風デミグラスソースの味わいが、パスタ・ジャポネーゼといった感じ。

 2025年12月13日、吉祥寺にオープンした専門店「親父のあんかけパスタ、」が話題を集めている(今年3月3日には、親父シリーズ第2弾となる「親父の割烹、」を早くもオープンさせた)。

 この店のプロデュースを手掛けたのが、元BE:FIRSTのメンバーで、愛知県名古屋市出身者の三山凌輝だ。

 そこで今回は、“イケメン研究家”加賀谷健が「親父のあんかけパスタ、」をたずね、刺激的な太麺ソウルフードの味わいを食レポする。

三山凌輝がプロデュースする名古屋名物「あんかけパスタ」専門店へ

『TVガイド』を発刊する東京ニュース通信社の雑誌『TVガイドdan』に「至福Collection」という私服連載がある。

 この連載がスタートした2026年1月27日発売のvol.54で表紙を飾ったのは、元BE:FIRSTのメンバーであり、2026年2月に「RYOKI MIYAMA」名義でソロ1stシングル「Tadaima」と2ndシングル「BOOM」をドロップした、三山凌輝だ。

 2月10日発売の『TVガイドdan』vol.59では同連載で私服(至福)を着た三山が、プロデュースする飲食店を紹介している。

 2025年12月13日、三山は吉祥寺に「あんかけパスタ」専門店をオープンさせた。あんかけパスタは、味噌カツやひつまぶしと並ぶ名古屋名物。1963年、イタリア料理を一般に広めたい一心の横井博が、デミグラスソースに着想を得て、日本人の口にも合う独自のパスタソースを考案。「元祖あんかけスパ」が誕生した。

元BE:FIRST・三山凌輝プロデュース店の“看板メニュー“...の画像はこちら >>
 創業者による改良の歴史を刻むスパゲッティハウス「ヨコイ」のあんかけスパゲッティは、名古屋各地のスーパーでもソースと乾麺のセットが販売されている。

 名古屋出身者である三山も小さい頃から慣れ親しんでいる地元の味なのだろう。
とはいえ、筆者を含む名古屋出身者ではない者には、料理名すら初耳という人も少なくない。

 というわけで、三山プロデュースの専門店、その名も「親父のあんかけパスタ、」にあんかけパスタを食べに行ってみることにした。

ダンディな「親父さん」が作る太麺ソウルフードの魅力

元BE:FIRST・三山凌輝プロデュース店の“看板メニュー“を実食。2店舗目オープン発表も行く末は?
吉祥寺・NAKAMICHI GARDEN
 吉祥寺駅北口を背にして、左方向をひたすら直進。吉祥寺のややディープな飲み屋街・ハーモニカ横丁やPARCOを横目に進んだ先、中道通りの右手に店はある。

 中庭がちょっとした憩いのスペースを演出する、NAKAMICHI GARDENのテナント空間。オーガニックな雰囲気のカフェを路面店として、開放的な敷地奥の一角が親父のあんかけパスタ、の店舗だ。

 店内に入ってすぐ、テーブル上に『dan』掲載号がさりげなく置いてあった。白樺の木が入口付近を囲い、店内中央にテーブル席とカウンター席を配置。奥に厨房が見える。店内空間もまた中庭的レイアウトで、野性的な店名とのいいコントラストではないか!

 店名頭の「親父」とは、三山の実の父が厨房に立っていることに由来する。入店後すぐ視線の先にいた、ファッション雑誌のスナップを飾っていてもおかしくないイケオジが、その人である。

 サービススタッフの一人に聞いたところ、「親父さん」と呼んでいるという。ダンディな親父さんが作る太麺ソウルフード。
何だかそれだけで魅力的だ。

用途を問わない刺激的な味合い

元BE:FIRST・三山凌輝プロデュース店の“看板メニュー“を実食。2店舗目オープン発表も行く末は?
「ミラネーズ」(1500円)
 パスタメニューは、野菜と肉が入った「ミラカン」(1400円)と肉だけの「ミラネーズ」(1500円・筆者はこれを注文)、そして具が入っていない「グンナイ」(1200円)の3種類。グンナイを注文した場合は、トッピングが必須になる。

 ハンバーグなど豊富なトッピングがあり、カレーハウスCoCo壱番屋の注文スタイルに近い(『dan』掲載写真の三山はハンバーグや揚げ物を5つ以上トッピングしていた!)。

 事実、CoCo壱番屋の本社は名古屋市に近い一宮市に置かれ、同社もまた愛知県内であんかけパスタ店「パスタ・デ・ココ」を展開している。そして気になる味はさすが、名古屋テイストでかなり濃い。

 でも単に味が濃い一辺倒ではなく、むしろ一口目はスパイシーなソースからハーブの香りがサッと広がる。続いて甘味、胡椒由来の辛味、濃い味の塩味と旨味が段階的に押し寄せる。ソースだけ食べるとボロネーゼにも近い。なかなか刺激的なソウルフードだ。

 さらに凄まじい満腹感がある。理由は普通サイズで300グラムも盛ってある太麺。
一般的なパスタ麺で知られるスパゲッティは直径1.7ミリから2ミリ程度だが、あんかけパスタはそれ以上(元祖あんかけスパは2.2ミリの極太)。

 だからソースとよく絡む。メニューにあった「国民的大ドリンク おもひでのメロンソーダ」(命名のセンス!)で流し込んでちょうどいいくらい。1日30個限定だが、食後にうまくプリンを頼めたら、オーガニックな甘味が優しい余韻。

 ビールやウィスキー、サワー系など酒類メニューも豊富。何人かで小皿に取ったパスタをつまみにするのもいいかもしれない。ランチやディナー、飲み会を問わない。

 さらに三山は早くも2店舗目「親父の割烹、」を2026年3月3日にオープンさせ、「親父」シリーズの用途がグンと広がった。昼はあんかけパスタで地元の味。夜は気軽に楽しめる都会的割烹料理。飲食店を経営する実業家としての三山は、昼夜両用の手腕を発揮するだろう。

<文/加賀谷健>

【加賀谷健】
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役
“イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。
アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。
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