陳さんが出場した部門では、30分以内に「『振袖にマッチ』した独創性豊かなアップスタイル」の髪型をセットし、創造性や技術性、調和美を競う。陳さんはパープルレッドやピンクのヘアカラーを基調に、ウエーブさせた前髪を立ち上げて躍動感を、右サイドに寄せた毛束で美しさをそれぞれ表現した。
陳さんは、ドライヤーなどの電気器具が使えず、くしやヘアスプレーなどだけで作品を完成させなければならず、大きな挑戦だったと振り返る。始めは手が震えたが、時間内に難しいウエーブを仕上げられたと語った。
今回の大会で弘光科技大からは陳さんを含む4人が受賞。「メイクアップの部」では同じく台中市にある台中科技大学から出場した石翊安さんが最優秀賞・厚生労働大臣賞に輝いた。
(趙麗妍/編集:齊藤啓介)