指揮は同団桂冠指揮者のエリアフ・インバルさん。日本での3公演ではマーラーの「交響曲第5番」を演奏する。同団によれば日本の音楽ファンがマーラーを好む傾向にある他、インバルさんがマーラー解釈の権威であることも選曲の理由となったという。
23日に国家音楽ホール(台北市)で開かれた記者会見で同団の郭佩瑜団長は、台北市が計画を進める新たな音楽ホールの誕生を見据え、団としてアジア各地の都市との交流の準備を始めたと説明。今回のツアーで訪れるのはいずれも(新ホールと同等の)1500席前後のホールだと補足した。
ツアーは10月10日、福岡市民ホールで幕開け。11日に熊本県立劇場、12日に三友サルビアホール(防府市公会堂)、17~21日に韓国の大邱などでそれぞれ開催する。またツアーに先立ち、同3日には国家音楽ホールでも公演を行う。
(趙静瑜/編集:田中宏樹)