(台北中央社)陸軍砲兵第58指揮部(中部・台中市)で4日、米国から調達した高機動ロケット砲システム「ハイマース」を運用する多連装ロケットミサイル中隊の発足式が開かれた。あいさつに立った顧立雄(こりつゆう)国防部長(国防相)は、ハイマースを運用する中隊の編成は国軍で初めてだとその意義を強調した他、ハイマースの配備により、国軍の防衛力が向上し、国家の安全保障を確保できるよう期待を寄せた。


また、多連装ロケットミサイル中隊の発足は、軍の命中精度や防衛作戦全般の効果を高めることができると指摘。これによって戦争を抑止し、国の平和と安全を守る目的を達成できると述べた。

台湾は長距離攻撃能力向上のため、米国からハイマースを導入した。計29基を調達しており、昨年10月に第1陣の11基が台湾に到着した。残る18基は2026年にも台湾に引き渡される見通し。

(呉書緯/編集:荘麗玲)
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