(台北中央社)最大野党・国民党が主催する青年プロジェクトの訪問団が14日までに経済産業省や東京都庁を訪問し、人工知能(AI)やエネルギー、コンテンツ産業、電子政府などについて意見交換した。台日の経済や都市ガバナンス政策についても深い対話や交流を行った。
同党が14日の報道資料で明らかにした。

訪問団の団長を務める同党の葛如鈞(かつじょきん)立法委員(国会議員)は、日本が先日、AI法に基づきAI戦略本部を設置したことに言及。法案が「発展」と「管理」の二つの目標を兼ね備えていることを評価し、今後のAIガバナンスにおいて日本とより多くの交流の機会を持てるよう期待を寄せた。

メンバーの一人で同党シンクタンク副執行長の凌涛桃園市議は、同市は世界の半導体とAIサプライチェーン(供給網)の重要な拠点だと紹介。市の関連部署が今後、日本の各都市と緊密に交流、協力することを望む考えを示した。

東京都庁では、都が進める「スマート東京」の取り組みに関して交流した。

一行は9日から6日間の日程で日本を訪問。立憲民主党青年局や自民党青年局、東京大学なども訪れ、日本の若い世代と交流を深めた。

(劉冠廷/編集:荘麗玲)
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