(南投中央社)中華民国国慶日(国家の日、毎年10月10日)を祝う恒例の花火大会が、今年は初めて中部・南投県で開催される。打ち上げ会場では整地などの準備が進められている。


国慶日の祝賀花火は長らく台北市が会場となっていたが、2000年以降は各県市の持ち回りで行われている。

南投県の報道資料によれば、花火は南投県エキシビションセンター(南投県農工商会展中心)付近から、約40分間で3万発以上を打ち上げる。ここ10年で最大規模になるという。打ち上げ前には地元アーティストらによるパフォーマンスステージも実施する。

16日には3分間の試験打ち上げを実施し、燃えかすによる周辺の田畑への影響などを確認する。

許淑華(きょしゅくか)県長は15日、報道陣の取材に応じた際、同県内で10月4日から12日まで行われる「南投世界茶業博覧会」を紹介。国慶日当日の午後には台湾のエスニックグループの一つ、客家に伝わる「擂茶」の体験イベントも実施するとし、県内外からの来訪を呼びかけた。

(蕭博陽/編集:田中宏樹)
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