(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署は16日、日本から輸入された生のメロンなど計17品目が水際検査で不合格になったと公表した。日本のメロンは残留農薬で規定違反となった。
全量が積み戻しまたは廃棄処分となる。

この日公表された不合格品はメロンの他、フィリピンのケーキ、中国のダイコン、韓国のブロッコリー、チリの冷凍ウニなど。

不合格となったメロンは北海道産で、殺虫剤のテトラニリプロール0.02ppmが検出された。台湾の規定では、テトラニリプロールはメロンからは検出されてはならないと定められている。

同署北区管理センターの劉芳銘主任は中央社の取材に対し、メロンを輸入した業者に対する水際検査を、抜き取り検査から全数検査に切り替えると述べた。

同署の統計によれば、9月8日までのおよそ半年間に水際検査を受けた日本産メロン258ロットのうち、3.1%に当たる8ロットが、いずれも残留農薬の規定違反で不合格となった。劉氏は日本産メロンの抜き取り検査の比率を、6月1日~10月31日までの期間、「20~50%」に引き上げていると説明した。

(沈佩瑤/編集:田中宏樹)
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