シルビアは受賞スピーチで、1972年に俳優の道に入って以来、休むことなく情熱的に仕事をし続け、結婚や子育てをしつつも映画製作から遠ざかったことはなかったと言及。女性にとっては大変なことだが、脚本執筆や監督、プロデューサーの仕事により一層励み、困難を力に変えてきたと振り返った。
また、自身がエグゼクティブプロデューサーを務めた香港・中国合作映画「他年她日」(Measure in Love)が同映画祭の屋外上映部門「オープンシネマ」で世界初上映されることに触れ、これは自身がまだここに存在して、仕事を続けていることを人々に思い出させるものだと語った。
同映画祭のコンペティション部門は俳優のスー・チー(舒淇)が脚本・監督を務めた「女孩」(Girl)とシーチン・ツォウ(鄒時擎)監督の「左撇子女孩」(Left-Handed Girl)の2本の台湾関連作品が出品されている。
映画祭は26日まで。
(廖禹揚/編集:名切千絵)