せき止め湖は午後2時50分にあふれ出し、土砂混じりの水が下流に流れ込んだ。堤防は決壊し、激流によって馬太鞍渓橋も崩落した。
県消防局によると、水深は最大で2階の床下ほどの高さに達した。地域住民は車や建物の屋根に上って避難し、消防局はボートを出動させて救助活動を続けている。
北部・台北市や新北市、東部・台東県からも続々と消防隊が現地に駆けつけており、民間にも救命ボートの支援を要請しているという。
馬太鞍渓のせき止め湖が位置する花蓮県の山地には超大豪雨特報(24時間雨量が500ミリ以上)が出されている。
(盧太城、張祈/編集:名切千絵)