国会議員に加え、議員の代理として派遣された40人も出席し、日本側から計100人以上が集った。
韓氏はあいさつで、日華懇が設立以来、台日交流の重要な架け橋を担っていることに心からの感謝を表明。東部・花蓮県で23日に発生した洪水被害後に日華懇からいち早く台湾への関心が寄せられたことにも触れ、この真摯(しんし)な祝福と思いやりを台湾に持ち帰って花蓮の人々に伝えると述べた。
古屋氏は、自然災害が頻発する国同士として、台湾と日本は困難の際に助け合ってきたとし、「真の友人とは、相手が困っている時に救いの手を差し伸べるものだ」と言及。また、台湾が福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5県産の食品に対する輸入制限の撤廃に関する草案を発表し、意見を募集していることに触れ、台湾が制限緩和を加速させるよう期待を寄せた。
古屋氏は国慶日式典への議員団の派遣について、今年も例年通り、世界最大規模の訪問団を結成したいとの考えを示しつつ、現在は自民党総裁選期間中であるため、具体的な人数は決まっていないと明らかにした。
訪日したのは超党派の立法委員でつくる台日交流聯誼会のメンバー12人。議員団は25日から29日までの日程で日本に滞在する。
(戴雅真、楊明珠/編集:名切千絵)