(台北中央社)台湾プロ野球の中信ブラザーズは2日、中部・台中市にある本拠地、台中インターコンチネンタル野球場で味全ドラゴンズを6―2で下し、後期優勝を果たした。中信の平野恵一監督は試合後、次の目標として「年間勝率1位を目指す」と述べ、ファンに応援を呼びかけた。


中信の半期優勝回数は台湾のプロ野球チームとして史上最多の通算20回。優勝を決めた瞬間、チームカラーである黄色の紙テープが投げられ、球場はイエロー一色に染まった。この日は1万5000人超の観客が応援に駆けつけた。

後攻の中信は四回と五回にそれぞれ1点を取り、六回にはさらに2点を追加し4―0でリートした。七回には1点を許したものの、その裏すぐに2点を加えた。九回にはまた1点を奪われたが、6―2で試合を制した。

試合後、インタビューを受けた平野監督は前期優勝を逃したことを振り返り、「ファンたちに悔しい思いをさせた」と言及。後期こそファンを喜ばせようと、チーム全体が頑張ってきたと説明した。

中信は3日、本拠地球場で台鋼ホークスと対戦する。この試合に勝てば年間勝率1位になり、年間王者を決める台湾シリーズへの出場が確定する。

(楊啓芳/編集:荘麗玲)
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