販売されたのは台湾版コシヒカリと呼ばれる台南16号米を使った「八田香り米」。六甲区で育てられ、烏山頭ダムから引いた水を利用した。
日本統治時代に嘉南大圳や烏山頭ダムといった台湾南部の水利施設の建設に尽力した水利技師、八田與一を記念し、同市と六甲区農会(農協)、六甲の生産者組合などが共同で開発した。
5キロ入り。台南市によると山口県を中心にスーパーを展開する丸久傘下の「アルク」と「マルキュウ」で販売されている。
丸久は9日、輸入した八田香り米の一部を同県防府天満宮に奉納し、日台友好を祈願した。
(張栄祥/編集:荘麗玲)