(台南中央社)茨城県土浦市は、霞ケ浦総合公園の外周道路約2キロを「台南通り」と命名した。友好交流協定を締結している南部・台南市にちなんだ。
22日には認定式が開かれ、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の蔡明耀(さいめいよう)副代表に認定書と道路名が書かれた標識のレプリカが贈られた。黄偉哲(こういてつ)台南市長は25日、報道資料を通じ、土浦市に感謝を示した。

両市は2023年に友好交流協定を締結した。台南市は24年、台湾高速鉄道(高鉄)台南駅近くの帰仁区内の道路を「土浦街」と命名している。

黄市長は、市内の道路に世界の協定締結都市名にちなんだ名称を付け、国境を超えた友情を記念していると紹介。道路が持つ具体的かつ永続的な性質を通じて双方の関係が今後も長く続くことを象徴しているとし、市民や旅行者が台南の協定締結都市への認識を深め、台南を国際都市に発展させたいと語った。

また両市は観光資源に恵まれているとし、市民の相互訪問を呼びかけた。

安藤真理子土浦市長は認定式で、農業や観光分野での連携をさらに深める意向を示した。

(張栄祥/編集:齊藤啓介)
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