(高雄中央社)南部・高雄市の陳其邁(ちんきまい)市長は25日、自身の動画投稿サイトや交流サイト(SNS)に、宮下宗一郎青森県知事や山本知也むつ市長らと出演した動画を投稿し、高雄と青森双方の特産食材をPRした。今後農水産品や教育、文化の分野で交流を進めたいと期待を示した。


動画はエプロン姿の3人が、むつ産のリンゴやホタテ、サーモン、高雄産のパイナップルやグアバ、からすみなどを使って創作サラダを作り、味を競った。青森県出身で、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会高雄事務所の奥正史所長(総領事に相当)が司会と審査員役を務めた。

3者は先月、友好交流協定を締結した。陳市長は、高雄と日本の友情は厚く、課題に直面した際には支え合っていると強調。消費者に高品質な日本の水産品購入を呼びかけた。

高雄市政府行政・国際処は26日、若者に向けて都市外交の成果を示して日本の水産品や高雄の農産品をアピールし、互恵関係の発展を図ったと説明。高雄は今後も実際の行動で、パートナーである日本との友好関係を深化させるとした。

動画公開後、インターネット上には「台日友好」、「日本の水産品を支持します」などといったコメントが寄せられている。

(蔡孟妤/編集:齊藤啓介)
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