同市政府文化局が27日、中央社の取材に応じた。普段はエンジニアとして働く生川さん。天体観測が趣味で、約2年前、市の南瀛天文館を訪れたことで刺激を受け、市内での天体観測を始めたという。台南公園内にある児童科学館で行っていたが、現在は市立博物館前に拠点を移している。
日本語と簡単な英語を使って、天体望遠鏡をのぞく人々への解説を試みる生川さん。だが、炎のように噴き出すプロミネンス(紅炎)、一面に模様が広がる表面、黒点の活動などを目にすると、人々からは驚きと好奇心の歓声が上がり、言語の壁を越えた交流が織りなされる。
博物館によれば、通りかかった親子連れや展示を見終えた来館者、観光客などさまざまな人が足を止めて観測に加わる様子が見られる。わずか数分の体験が自然な学びにつながり、科学への扉となっているという。街の人々も生川さんの太陽観測を楽しみにしているといい、同館が街角の日台交流の場となっていることに喜びを示した。
(張栄祥/編集:楊千慧)








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